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2011年10月15日 (土)

豊かであることを自覚して本当の幸せを考えていく

少し前になりますが、福岡について考えるシンポジウムのパネルディスカッションで、「福岡はどういう都市だと思いますか?」のような、地域をテーマにしたシンポでありがちな質問に

高校くらいの年齢から10数年(たぶん)を海外いろんな国で過ごした女性が答えた回答は、自分たち日本が恵まれていることを思い出させてくれた印象深い回答でした。

「福岡がどういうところかはよく分からないが、日本は豊かだと思う。世界には水を汲むために何時間も時間を使う国もある。日本は(水汲みなどの)生活のために使う時間を節約できているのに、その時間を有効に活かしきっていないではないか?」

日本はさまざまな問題を抱え、大変だ大変だと言っているけれど、地球全体に目を移せば、日本はとっても豊かな国でいまある問題も大したことないように思えます。

そしてそれは地球の資源を使って豊かな生活を送っているってこと。

そうであるなら、しっかりといまある豊かさを理解して、いま私たちがなにをすべきかを考えないといけない。行動しないといけない。

豊かであるのに幸せを感じていない意味を考えないといけない。

海外で生活した人の発言すべてに共感するわけではありませんが、この方の発言は忘れていたことを気付かせてくれました。

そこで、その「水」について、クーリエ・ジャポン2011年11月号の特集「世界を「もっと良くする」仕事」の中で、ハリウッド・スター、マッド・デイモン氏の活動が紹介されています。

詳しい内容は記事を読んでいただくとして、記事の中から気になるフレーズを抜き出してみます。

まず、彼は、寄付だけをするのではなく、「具体的な援助の内容や手法を取り決める段階から関わる「メソッド型の慈善活動家」」だそうです。お金持ちが関わる慈善事業に寄付だけでないものがあり、とんでもないお金持ちがなぜ寄付だけで終わらないのか?
その「何故」を考えることがお金持ちの支援をうまく引き出すことにつながるのではないかと感じます。

それから、「水問題の仕組みを理解したかったら、現地に赴いて、地元の人から自宅で話を聞くに限る」というフレーズもあります。
現地に赴くこと、事務所やホテルではなく自宅であること、地元の方の生活そのものを見ないと援助方法はわからないということだろうと想像しています。

そして事業はトップダウンではなく、ボトムアップで行うこと。問題を抱えた人自身が主体的に自分たちの方法で取り組むということが大事なのだろうと思います。これは貧困の問題解決だけでなく、日本にもある身近な問題解決についても同じように考えなければいけないはずです。「自分たちの力で成し遂げたことに誇りを抱く」という書き方もされています。

そのほか、マイクロファイナンス機関が担保の代わりとなる商品のない事業に貸し付けない話や女性にプロジェクトを担わせる方が成功率が高いことなど、活動のいろいろなヒントがあります。

そして、「啓蒙は募金活動と同じくらい重要だ。複雑な水問題のあらゆる側面を知ってほしい。」
問題があることを広く知らしめること・・効果は見えにくいですが、まずはそこが大切。そしてそれを担えるのは、彼のような有名人。でもそれだけか?皆さんに伝える方法を考える。これもかなり力を入れるところですね。

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