« 「弱者99%社会 日本復興のための生活保障」宮本太郎+BSフジ・プライムニュース編 | トップページ | 活動を発信していく »

2012年1月 6日 (金)

変化を求めるDNAがなくなった? C世代駆ける(5) 政治を取り戻せ~2012年1月6日日経新聞朝刊から

次世代を扱った日経新聞の連載「C世代駆ける」、朝チラッと見たら今日は政治の話のようでした。気になったのですがゆっくり聞を読む暇がなく夜になってやっと読み始めて、言いようのない不安を感じました。

若い方が政治に関心を持ち始めたのは頼もしい限りです。しかし、記事にある国家予算コンテスト「未来国会」で優勝した東大・早大チームが出した案が、”卒業後10年間は新卒扱いとし、その間に3つの業種を経験するリベラル・ジョブ制度”。

そんなことを国家の政策として求めるのか? 
「働き方の幅を広げ、経験を新たな発想につなげる」とあります。新たな発想を生むような働き方の幅が欲しいのなら、自分で手に入れればいいのでは? 自分を磨きたいのなら自分でやればいい。卒業して10年間、自分で3つの仕事を渡り歩けばいい。
制度化するのは、そんな経験をしていたら、いまの日本では自分だけが遅れてしまうから、みんなでやろうよってこと?

厳しいことを言って、若い人たちのやる気をそぐつもりはまったくありませんが・・

かつて私よりちょっと上の世代、学生運動華やかりし頃、社会主義体制を目指す人たちがいました。
現体制に納得がいかず、新しい体制構築を目指した人たち。自分たちがどうこうというより、社会全体に不満を持っていて、目指すべき社会があった。
現在を壊して、新しいものを創る。いまの否定と創造。
かつての若い人たちは、うまくいっていない今を壊して新しいものを創ってやるって気持ちが、誰にもあったように思います。

それがいまや政府に若者の制度を作って「もらう」こと求めていて、それを何の違和感も感じない。

雇用や社会保障制度を提言ってありますが、雇用の確保や社会保障制度っていわば保険のようなもの。なぜ保険が必要かというとリスクある行動をとるから。
若者が雇用や社会保障制度を議論していることは、リスクを伴う行動を起こす前に保険のことを一生懸命話しているように感じて、違和感があります。

将来の生活の安定はとっても大事なことだと思います。そう思うけれど、若者が若者のうちに議論することなのか・・
議論すべきは、単に社会保障の問題ではなく、弱者が安心して暮らせる社会を築くためには何をすべきかということでは?

若い方にはこれから自分が生きている社会全体のあり方を議論して欲しい。

政治に関心を持ち始めた若い方はきっととっても一生懸命だと思います。優秀な人たちなんだと思います。

でもそんな人たちが、いま自分たちが議論していることが、大きな問題のほんの一部分にすぎないことを理解していないのではないか?

制度を作り込んでいくのではなく、大きな変化を求めていく。そのきっかけになるのが若い方の行動であると思います。
いまこそ変化を求めるどうしようもない焦りに似た若者独特の気持ちが求められるのだけれど、いまの若者は安定を求めている?
若者から変化を求める気持ちが失われたのでしょうか?

頼みの綱は若者なのに・・

日経新聞さんには申し訳ないけれど、ひたすら今日の日経の編集がまずかっただけだと思いたいです。

« 「弱者99%社会 日本復興のための生活保障」宮本太郎+BSフジ・プライムニュース編 | トップページ | 活動を発信していく »

備忘、メモ(考えたこと、感じたこと)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1460910/43648339

この記事へのトラックバック一覧です: 変化を求めるDNAがなくなった? C世代駆ける(5) 政治を取り戻せ~2012年1月6日日経新聞朝刊から :

« 「弱者99%社会 日本復興のための生活保障」宮本太郎+BSフジ・プライムニュース編 | トップページ | 活動を発信していく »