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2012年2月19日 (日)

「地域づくり」という言葉に違和感

今日は、「ふるさとがえり」という映画を佐賀県基山町の町民会館で見てきました。
タイトルのとおり、ふるさとがテーマで映像が綺麗な映画でした。
映画の中で頻繁に出てくる”地域を自分たちが守る”という言葉が、地域振興の映画だと先入観を持って見ている自分にはちょっと耳についたのですが、実はこの言葉は映画の中であまり重要な意味を持っていないようで、また地域振興の映画でもなく、後半はすっぽり映画になかに浸らせていただきました。
ところで、映画の中に出てくる消防団の強制的な集まりや妻たちの炊き出しなど、個人よりも地域のつながりを大切にしている様子を見つつ、一見美しいようで、実は息苦しい環境がふるさと=田舎にはあることを思い出しました。
美しい自然とそれとは裏腹の人間関係、そんなものをひっくるめてそこで生まれ、そこで生活している人たちがそこを守っていることなど考えました。

そこにあるからあるがままに受け入れ、淡々と日々を送っていく。それが地域の生活だと感じました。

そうするとあくまでもそこにいる人がその地域をどうしたいかを自然に考えるべきであって、いま役所が中心となって取り組んでいる「地域づくり」って間違いではないかと感じました。
そこに住む人を置き去りにして、計画的に地域を作っていく。地域はそこにあるものであって、つくるものではない。
なんとなく役所が地域を担わなければいけないような感覚があって、役所主導で地域を活性化させていくべきと考えていました。
しかし、映画を見つつ、そして映画を見に集まった基山町の方々の純粋に映画を楽しんでいる様子を見つつ、「地域づくり」という言葉に違和感を感じました。
この言葉が地域の主役たちから、地域を奪っているような気がしました。

ひょっとしたらずれてるかもしれないけれど、この感覚、大事にしたいです。

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コメント

はじめまして。

 今日の星占い(ジョナサン・ケイナー)で「世の中を良くする取り組み」という言葉があり、検索したところ、「クーリエ・ジャポン」の記事をみつけました。 

 地域という言葉に違和感・・・同感です。

 私は小学校のころに一度引越し、中学、高校は私立に通い、地元との交流は子供のころからほとんどありませんでした。

 会社に入ってからは12回くらい転勤をし、地元のつながりを感じることがありませんでした。 

 今は、住む場所、働く場所それぞれで何か役に立てないかと考えています。

 個人の活動のもとになる集団を規範集団と社会学では呼ぶそうです。個人が何を中心に考え行動するか、この規範集団でわかるそうです。

 国のためと称して、個人資産や身内の資産を築く人が多い中、
本当に公(おおやけ)のために、考え行動する人に注目したいと思います。

白井賢人さん、コメントありがとうございます。
好きかってに書いているくせに、コメントをいただくと緊張します。

「住む場所、働く場所それぞれで何か役に立てないかと考えています。」

・・私もただ世間さまに迷惑をかけてるだけじゃなく、なにか役に立てることがないかと考えてます。

白井さんのブログ拝見しました。時々訪問します。

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