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2012年3月10日 (土)

地方、地域に「自立」はあるのでしょうか・・

東日本大震災が起こった3月11日が近づいてきて、テレビも新聞、雑誌もこの話題が中心になっています。
進まぬ復興をテーマに取り上げているところが多いようです。
そのなかで中央で復興のシナリオを描くのではなく、地域が主体となって復興を図っていく・・という主張はよくされているところです。

これは以前からある道州制や地域主権の議論から変わらないところでしょうが、この震災が起こって地方に住むものがわかったことは、中央から地方に権限を下ろし地方が主体となって活動をできるようには、絶対にならないということではないでしょうか。

権力は大きければ大きいほど良い。うまみがある。

災害復興という、これを行わなければ日本がどうなるか分からないという事態を迎えても地方に権限が降りることはなかった。

地方に住むものは、この1年で日本の行く末がしっかり見えてしまった。

そして、地方

中央の人たちは、「各地域に任せてしまっては、何をするかわからない。」と言います。
権力を渡したくない人たちのうまい言い訳だけれど、地方の方でもそれに反論するだけの力はありません。

地方のリーダー曰く

「優秀な人はみんな東京(中央)に行ってしまう。」
優秀って何?今地方に残っている人たちは何? 中央と同じことが地方でできるはずないって言っているようなものでは?

地方のみんな曰く
「国の支援が遅い。」「お金がないとできない。」
地方って所詮支援がないと何もできない所? お金だけが問題?

3月10日付の西日本新聞のトップは「九電、団体支援減額へ」でした。
九州の団体、それは九州経済連合会、九州経済調査協会、福岡県経営者協会、九州生産性本部、九州・アジア経営塾など。
赤字で聖域なき経費削減をしているから団体支援の拠出金を大幅に減額するのだそうです。
九電幹部の話として「地域活動の費用も見直さなければ、将来可能性がある料金値上げに対する理解が得られにくい」と掲載されていました。

九州を支える企業であるはずで、ですから九州の頭脳、九州の経営を企画し、実行する部隊とも言える団体にお金を出してきた。
記事に上がっている団体は趣味のサークルとは違います。私なら、この団体にお金を出しているのだから、経営努力をされているのだから、値上げは仕方ないって思います。単に広報下手で血の出るような経営努力が報道されないのかもしれません。
しかし、これだと減らしやすいところから減らすの発想に見えてしまう。
自社経営の見栄えのために、九州のトップ企業としての責任を放棄しているように感じてしまいます。

この例だけを取り上げてどうこうというのは間違っているかもしれませんが、地方へ権限をといいつつ、地方に本当に地方のことを考える体制、気概、人材があるのか・・

日本では中央、地方ともに「地方は地方で」と言えるだけのものがない。。
それでみんなの暮らしがハッピーだったら問題ないけれど。。

今の日本が、閉塞感から抜け出るためには、地方=地域が主体になることが大事だと思っています。
でも地方の現状のリーダーたちでは駄目かも。
リーダーなんて言葉にとらわれず、地方にいるものが動いていく。そこから新しいリーダーを見つける。リーダーが出てくる。

まずは誰かに頼らず、自分がやるって発想の転換が必要なのかもしれません。
そこから始めるのは先が長くて気が遠くなるけれど、やらないよりは・・

誰がリーダーになるかわからないけれど、今のところリーダーではない各自は各自の与えられた役割をしっかりとこなしていくことも大事かな。

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