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2012年5月

2012年5月30日 (水)

「ランツーリズム、地方に活気 走りつつ温泉やグルメ タイム追わぬ人 取り込む」日経新聞2012.5.28夕刊

相変わらず数日前の記事を話題にしておりますが、「ランツーリズム」という言葉で、スポーツと旅行を組み合わせたビジネスが取り上げられておりました。

走りに来て、ついでにそこにある温泉、食事、音楽などを楽しむ。

「ランツーリズム」という言葉だけを聞いてもぜいたくな気持ちになります。
記録を重視する人は、大会に集中するでしょうから、記事にも書かれているようにタイムは二の次で楽しく走る人がターゲット。
それにしても次から次に新しいビジネスが考え出されるものだと思います。

こんなにいろいろやっているのに、日本は元気がない?っていうのは、何が元気だったら元気なのよ?って言いたくなります。
まあ名前がついたとしても地元が少々潤う程度。
付加価値の高いものをどんどん生み出す産業が発展しないと元気っていわないんでしょうね。

しかし、これからの世の中、消費者からがっぽりお金をいただくことより、消費者も生産者(サービス提供者)もちょっとだけ得する。

そんなものが見直されるんじゃないでしょうか。

2012年5月29日 (火)

共に育つための参考資料~「新人教育係 成長の好機」2012.5.29日経新聞朝刊

仕事以外に何か活動をしようと考えて複数で一緒に取り組む際に、同じ会社の社員同士とは違ってそれぞれ出身が異なり、異なる論理の中で経験を積んできた者どおしだから、活動に取り組む中でお互いに活動の基盤となる共通認識を築いていかなければならないと思います。

自分がいまどんなスキルを持っていて、どんな考え方、作業の仕方をしているのか、相手はどんなスキルを持っていて、どんな考え方、作業の仕方をしているのか。

両方を把握したうえで、その違いを埋めて効果的に活動するためにどういう方法をとるのか。

それって、新人教育と同じだなっと、本日の日経新聞の「新人教育係 成長の好機」を読んでいて感じました。
活動のパートナーを新人と同じにしたら失礼ですが、自分の方の考え方として同じかなっと思います。

まずは、相手に自分のやり方を説明するために自分が持っているものが何かを見直す。
自分が持っているものが相手の持っていないものであったら、相手に伝えるためにきちんと知識を整理する、学び直す。

記事の中に新人の相談に乗る中、相手の真意をつかむ大切さを学ぶとありますが、これを活動に置き換えると、一緒に活動をする仲間と話をする中で、相手が何を考えているか、あるいはお互いに言語化できていないことを共有できるようにコミュニケーションをとっていくことかな。

あれっ?これって新人教育の話よりも一般的に仕事をしていく上で、やっていること?

とにかく
(1)自分の強み、弱みの確認
(2)伝えるために強みの整理、弱みの補強
(3)相手の真意の理解、共有化

社会活動をするって結構自分で思い入れてやっているので、一緒にやれそうな人と巡り合った時に自分の考えを押し付けすぎず、しかしお互いが持っているいいものを殺さないようにすることが難しい。

お互い、相手を新人さんと思って優しく辛抱強く関係を築いていくことが大事で、
関係を築く中でお互い成長する・・ように思います。

2012年5月27日 (日)

「人のために」ではなく「自分のために」

5月24日にテレビ東京「カンブリア宮殿」でドワンゴの特集を見て以来、いままでとは違った視点から、仕事ってなんだろう、社会に貢献するってなんだろうと考えています。
働くってことは、食べなくっちゃいけないという大前提と自分がやったことで他の方が喜ぶ、社会に役に立っているってことがあるけれど、ドワンゴっていう会社を見ながら、働くことって、自分がやりたいことをやっているに過ぎないと考えていたほうがいいのかなと思いました。やりたいことをやっても成果が出る。自分がやりたいことをやっていて、それが社会を変えていく。

生活のために働いているから妥協したり我慢しなければいけないことが多くて、自分がやりたいことをやっているんだとは言いにくいけれど、

第二の活動・・・食べる以外に何か社会に役立つ活動をしようと思った時に、それは困っている人がいるから、自分が何かをしなければいけないという発想ではなくて、自分が気が済まないからやる!って考えていたほうがいいなって思います。

道に迷って困った方を見たら、自分がその場所をある程度知っていて、その人に声をかけないと後悔するなと思うから案内する。
この人困っているな、自分が助けないとなんて発想まではいかない。。

それから。。一人の人間が、自分が生きることさえ精いっぱいのはずなのにほかの人を助けたいというのはおこがましいような気がします。

自分が気が済まないから、自分ができることを自分のためにやる。それが結果として社会の役に立つ。
自分のためにやっているって考える方が成果にもつながる。

そういうふうに考えるのがいいんじゃないかなと・・

自分が持って生まれたもの、自分が身につけてきたものを使って、自分がやりたいからやっている。

「自分は社会貢献をするんだ」っていうのは、なんだか違う気がします。
「みなさん一緒に社会の役に立つことをしましょう!」というのも違う気がします。

「自分がやりたいことを自分のためにしている。」

こんなふうに考えている、いまの気持ちを忘れないようにしたいなと思います。


2012年5月26日 (土)

「管理職尻込みしないで」日本経済新聞2012.5.22朝刊キャリアアップ面

ちょっと前ですみません、5月22日の日経新聞記事で女性社員の活用の記事を見つけました。
大卒女性の採用増え、管理職登用が広がるなかで、女性が管理職昇進にしり込みをするという女性側の意識の問題が上がっています。

記事の中で、女性を管理職として育てるためのいくつかのキーワードが上がっています。

まずは、メンタ―(相談役)。
長年女性が補助職であった日本の職場の中では、女性を管理職に育成する体制がまだ整っていません。
また職場の意識も進んでいない。そうした中で体制の整備を待つのではなく、管理職あるいは管理職候補となった個々の女性をフォローする人をつけ、その女性にあった育て方をするのは大事だと思います。

それから短時間勤務や在宅勤務制度。同じように仕事をしていても家庭の中ではまだまだ女性が家事や育児を担う割合は高い。いくら優秀な女性といっても会社が家庭に踏み込んで家庭内の負担を改善するわけにはいかないし、そこは個人の考え方の世界。それならば、家庭の役割を果たしつつ、仕事ができるような環境を整える。会社の中、まだまだ生産性の低い時間(たとえば長時間の会議)がありますから、無駄を減らした働き方があり得るのでは。以前ドイツの会社を訪問した際にパートタイムの管理職の方がいらっしゃいましてびっくりしました。
業務の引き継ぎがしっかりしているので何の問題もないし、ドイツでは当たり前のことだと説明を受け、さらにびっくりしましたが。。。

そして、研修。
記事では「管理職以上の経営幹部への登用を本人に意識させる研修」と書いてあります。
内容は「期待される役割や部下の育成法」を学ぶようですが、経営幹部の仕事をおもしろいと感じてもらうことを重視しているようです。

ここまではすでに管理職にふさわしい年齢の方々の話。

いまは20代の若い世代にも管理職を意識する研修を始めている企業があるようです。

さて、NPOやボランティアなど社会活動の分野。
ここで活躍する女性はとっても元気。

女性の方がリーダーシップを発揮して組織も多いような。。

そんな状況でも、活動の中心になるのはいいけれど、代表者になるのは・・っていうのはよくありそうな気がします。
例えばPTAとかよく言われますよね。日頃の活動は女性が担っているのに、会長はほとんど男性。

現場には現場の役割、リーダーにはリーダーの役割があって、やってみなければわからない。

活動を深化させるために、あえて自分が苦手とすることをやってみていいんじゃないでしょうか。

ところでこの記事の話はあくまで東京などの話。
ここ九州ではまだまだ完全男性社会。企業さんにお話しに行くとたいてい男性が出てきて、話をしていて対等に扱ってくれてない空気をひしひしと感じてしまう。
たまに女性の取締役が出てくると社長の妻や娘さん。まだまだ感を感じます。

と言っても、自分も女性が対応すると知らず知らずのうちにおばちゃん扱い、お嬢さん扱いをしていて、話していてグサッと切り込まれる発言をされて初めてその人すごいと気がついて、自分にバイヤスがかかっていることを思い知らされます。
困ったものです。

2012年5月25日 (金)

「議会改革、道半ば」日経新聞2012.5.21朝刊

月曜日の新聞記事で恐縮ですが、日経新聞の地域総合欄に日経新聞が行った全国810市区の議会改革度調査の結果が載っていました。
総合ランキングで千葉県流山市、三重県鳥羽市、佐賀県嬉野市がベスト3とのことです。

流山市は議会と市民が直接対話する議会報告会を開いているそうです。
首長提案の条例案ばかりが多い中で、議員提案で条例案も積極的に提出されているようです。

名古屋市や兵庫県加西市、山口県防府市そして鹿児島県阿久根市は首長と議会の対立がきっかけとなり、改革に目覚めたとあります。

そんな先進的な議会がある中で、調査費の使途の公開は3割ともあり、タイトルのとおりまだまだ改革は進んでいないようです。

ナカキラはネット上の議会を目指しています。
現実の議会が形式重視で、議会そのもので何が行われているか積極的に知らされていなくて、市民・住民もあまり関心がなくて、それはなぜなのか?
どうすれば議会は変わるのか?

例えば最初に出た流山市の議会報告会。議会で行われていることを身近で聞ける。議員と意見交換のようなものができることがいいのかなと思います。
この調査は、議会の情報公開や住民参加、議会運営の方法など、81項目を調査しているそうです。
議会を効果的に運営するために何を見ていくか?81項目が気になります。


2012年5月22日 (火)

公の中での個人の立ち位置

昨日21日仕事を終えて帰宅していると北九州市役所周辺に人がたくさん。
今日の新聞で北九州市が宮城県石巻市のがれき受け入れを検討するとしたことに反対する市民の方々だったことを知りました。

安全性が疑問なので、自分の安全のために受け入れを許さない。
生存を脅かすものを受け入れないというのは人間という種として当然なのかもと理解できないこともないのですが、ではそれなら、代替案は?というと

準備されていない。

とにかく自分の地域には入れるなということばかり。

ではどうしたらいいの?

がれきの処理の最終責任を負ったところ=行政機関は、この困難業務から逃げるわけにはいかない。

震災地域の復興がいつまでも進まないと日本全体の復興ができない。
復興ができなければ、その地域を支えるために、国や地方の追加的なお金が必要になる。

即、命にかかわる問題ではないけれど、日本という単位で将来いずれ生活が脅かされる。

ただ、がれきの受け入れに反対で、復興にブレーキをかけているわけではない。がれき受け入れに反対する人たちはそう言うでしょう。

でもそうすると誰が復興を考えるのか?

自分の生活につながるところを自分たちが考えないで、役所任せでいいのか?

いいかどうか?それを考え、一人ひとりが自分なりの結論をだすこと、それが新しい公共と言われている概念、あるいは各自が行おうとする社会貢献、社会活動につながるんだろうと思っています。

いままで公を担ってきた機関を批判するなら、自分なりの解決策を持っておく。
個人の生活を守ることだけを考えて、反対だけをするのではなく解決策も提案する。

そんな姿勢を持つべき世の中になったと考えます。

2012年5月20日 (日)

「旗手たちのアリア 「超集客力」で街を変える 蓑豊」日経ビジネス2012.5.21

日経ビジネスのこの連載もの、やはりすごく面白い。
今回は、兵庫県立美術館館長の蓑豊氏です。

最近、美術館のこと、話題に上りますよね。
あんまり詳しくないのですが、単なる箱モノだった美術館が変わってきたように感じています。
この方はそんなブームの火付け役のお一人じゃないかと思います。

とまずは無知を披露して・・・それでは。。。

記事を読んで(この「旗手たちのアリア」シリーズはいつもそうですが)、たった一人の情熱が周りを変えるんだなあって元気をもらいます。
自分一人でがんばってもなあってあきらめの気持ちを持ったらいけないんだなあって思います。

蓑氏にはすごいキャリアがあって、何事かを実現するためのパワーは常人とは違うのだろうけれど、
それでも、たとえ小さな力しか持たなくても、一人でも自分が信じたことはやり遂げたいと感じます。

記事の中に日本の公立の美術館数が上がっています。

「約290館だ。1県につき5~6館も存在する計算である。多くがバブル期に明確な目的もなく造られた「箱モノ」だ。
1館当たりの年間入館者数は4万~5万人あれば大健闘。1日に20~30人しか入らない館もざらだ。黒字経営の美術館は1%にも満たないだろう。」

驚くべき数字ですね。

そんな美術館について

「日本では絵画鑑賞は「高尚な趣味」との思い込みがあり、子供が来る場所ではないという雰囲気が充満している。」が
「本物の美に日常的に触れてこそ、感性が磨かれる。そして、子供が集うようになった美術館は、周囲の街をも変えるパワーを発揮し出す。」
と蓑氏は信じているそうです。

蓑氏が美術界へ入ることを決心したきっかけは1枚の名画との出会い。
それはクールベの「追われる鹿」。「中学1年生の時、上野の美術館で開催されていたクールベ展で実物を見た時の衝撃を今も忘れられない。」

1枚の絵が人生を決める。出来すぎた話ですが、子供の時から本物の芸術に親しませたいという気持ちが活動の原動力のようです。

蓑氏の周囲の評価については

「多くの知人が口を揃えてあげるキーワードが「気さく」と「マメ」である。それゆえ、地域住民との交流が深まり、美術館を中心する街づくりが実現しやすくなっている。」

うまく伝えきれないので、詳しくは記事を読んでくださいね。

何事かを達成した方の話を聞いたり、読んだりして、そのすべてに共通していること、
それは、自分の信じることを成すには、情熱を維持し、迷わず、とにかく動くこと。

やっぱりこれしかないですね。

2012年5月19日 (土)

わかっている”つもり”のことをやるのか苦痛

NAKAKIRA(ナカキラ)運営のため、学ばねばいけないことがたくさんです。
いままでそれなりにやってきたことも、もう一度基礎からやり直そうと頑張っているのですが、なかなか厳しいですね。

その一つがITやソフトウェアのこと。
英語と似たようなところがあります。

英語は中学から勉強していて基礎の基礎はだいたいわかっています。
また、高校・大学受験もくぐってきたから、それなりのことも・・
ただしこれがまだら模様・・覚えているところと覚えていないところがあります。
わかっているつもりでもわかっていないところも・・

それで基本的なところからやり直し始めると・・退屈。。それでつい中断。

ITやソフトウェアも同じ。
使っているから大体の使い方はわかっています。

けれどもわからないところがあって、それがどこなのかよくわからないし、部分的にたくさんある。
それを理解しようとすると本を始めから読んだりして・・わかっているところはやっぱり退屈。

わかっているけれど、ここをきちんと押さえておかないと次にいけない。
わかっているつもりだけど本当にわかっているの?

ちゃんとやらないと・・という気持ちになることが難しくて、ちょっと苦戦しています。

2012年5月18日 (金)

歴史を振り返って原点に戻って良さを引き出す

最近、第二次世界大戦後の占領の時代およびその後を書いた本を読んで、すっかり日本人に失望しています。
また、第二次世界大戦で日本人は過去の価値観を全く変えてしまって、完全に別物になったと考えていいんじゃないかなと感じています。
ですから、このところ、日本の産業、特に製造業の元気がなくなっていることに対し、例えば伝統工芸であったり、サブカルチャーであったり、”日本文化の中で独自に育まれてきた”的な能書きがあって、だから日本はすごいんだみたいな話があると、何言ってんだと思ってしまいます。

そうはいっても国としての歴史があって、日本独自に発展してきたものがいまも残っているのは確かです。(これはどの国も同じことであって、それぞれの国がその国の歴史とともに独自に発展させてきたものがあるので、日本だけが特別ではありませんが・・)

例えば、有田焼は、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に朝鮮から連れて帰った陶工たちが佐賀有田の地で焼き物作りをしたことから始まっていて、それが早くから西洋への輸出品として美しさを磨いていったとか・・

日本各地に残る伝統的な工芸品、あるいは芸能や風習などについて、それを日本独自のものとして売り込んでいく、あるいは観光の目玉とするとすれば、単にいまあるものを売り出していくだけではなくて、過去の歴史をさかのぼり、それができた当時からを振り返って、そのうえで現在の感性で新しいものを作っていく。

それぞれが、過去の歴史をくぐり抜けてきて、今の形がある。
過去の歴史からしっかり振り返って、その物語を分かった上で、現在の価値をプラスしていく。

地元にあるものを売り出そうとして、日本全国各地域がいろんな取り組みをしているけれど、そのものの過去を知って、その過去の延長線上に今後を見ていく。
そのものがどういうふうに時代を乗り越えて今ここにあるのか。

過去を深く知った上で、未来を見ていく。さらにいいものにしていく。

いまの姿と同じものを複製して売っていくのではなく、ちょっと手間がかかるけれど、過去に遡ってそのものの価値を再認識して、さらにそこに現代的な価値を加える。
伝統工芸のいまの形が完成形ではなくて、未来に向かって成長させていく。
それはいまある姿からいきなり新らしいものをプラスするのではなく、過去にそのものが作られてきた歴史を尊重してその流れを生かして、それをさらに未来に伸ばす。

そんな方法で日本らしい物の良さをさらに引き出すっていうのはどうかなと思っています。

2012年5月15日 (火)

「リポート 女性が活躍する会社ランキング 女性活用で組織を強く」日経ビジネス2012.5.14

日経ウーマンが調査を行った「企業の女性活用度調査」を日経ビジネスが取り上げています。
総合ランキング1位は日本IBM、2位はP&G、3位は第一生命保険

記事には「上位企業の共通点は、リーダーの育成や個人に合わせた働き方を追求していること」とあります。

評価項目は、女性の管理職登用度、ワークライフバランス度、女性活用度、男女均等度の4つ。

記事の中には、「意欲を引き出す」とか、「働きやすい職場」とかいう文字が目立ちますが、意欲を引き出すためには、男性と同じように評価をすればいいし、

働きやすい職場については、「働きやすい」というよりも「働ける」職場であって欲しい。
人間生きていくためにはご飯を食べんといかんし、寝るところも確保しなければならない。
社会のために子どもも育てないといけない。

そのためには当然男女に関わらず、ご飯を作って掃除をして・・子育てをして。

仕事をするってたとえば橋を造ったり、いままでにない製品を売ったり、地道に人の生活を支えたり、とっても大変なこと。
生半可ではできない。

でもそれも生きていてこそ、できること。

仕事と家庭(というか生命を維持する活動)は誰しもバランスを取らないといけないこと。

だから、男女とも、というより働く場において、時間を無駄にすること、例えば長時間、やたら開く会議。
説明のための過剰な資料づくり・・そんなものをなくしていくことが、女性を活用するしないに関わらず大事。

なんかよくわからない非効率な長時間労働をなくす。
それができて、生命を維持するための時間を個人がきちんと確保できれば、家庭の中のだれか(いまは妻がほとんどだけれど)が我慢するってことはほとんどなくなる。

会社の中で、女性を切り離して、「女性をどう活用するか?」なんて発想していたら、永遠に女性が男性と同等に活用されることはないだろうなと思います。

そうは言っても、ステップ・バイ・ステップですかね。。。

2012年5月13日 (日)

そこまでする?思惑あり?~大学に「ハローワーク」? 【仕事・産業】

5月13日日経新聞朝刊の一面トップは、「大学に「ハローワーク」 500カ所、相談員常駐へ」
いくら大学生の内定率が落ちていると言っても、そこまでするのかなあ~と思ってしまいます。

記事によると「大学の窓口では、専門相談員が無料で個別の就職相談に応じる。学生の話を聞いて、自己PRや履歴書の書き方、面接の対応方法を指導する。学生の希望に合った企業を紹介するだけでなく、地域で成長している中小企業などと学生を結びつけることで雇用のミスマッチを解消する。」だそうです。

でも、その窓口、既設のハローワークじゃ駄目なんですか?

本当に就職したいんだったら、大学生もハローワークを利用していいんですよってPRすれば、大学生の方からハローワークを訪れるんでは?
全国500カ所・・何やら厚生労働省の生き残り、予算取りの匂いが・・

そもそも自己PRやら履歴書の書き方、面接方法については、大学でもいろんなセミナーやっているし、民間企業でも・・
それにハローワークにそういうノウハウ持っている人いるんでしょうか? →記事によると「専門相談員の不足が見込まれる場合は、来年度予算で増員要求する。」だそうです。なるほど。。

そんな窓口作ったら、そもそも大学の担当部署がそっちを頼り切ってしまわない?
ハローワークがあるなら、大学の方の予算削ってもいいよねって言い出さない?

ハローワークがいいなと思うところは、定年退職した民間企業経験者が求人開拓をしているところ。中小企業のことをわかった方々が足を運んで求人を取ってくる。

中小企業は正社員を採用する際に、広く公募をかけないことが多い。採用に手間ひまかけられないから、知り合いに紹介してもらったりして見つけているという話を聞きました。

そんな企業と手間ひまかけて人脈を築き、求人を出してもらう。出してもらうからには”この人”という方を見つけて応募させようとする。
自己PRとか、面接対応も大事かもしれないけれど、それよりも市場(?)に出てこない求人をきっちり取ってきてもらう。市場に出す。そっちが大事だと思うんですよね。

需要もよくわからないのに大学に窓口作って、本来は一般の求職者も含めて対応できる人たちを、1名とか数名だろうけど大学生専門にしてしまう。非効率だと思うけれど・・

記事に書かれていることが厚生労働省の説明だとすると「学生の希望に合った企業を紹介する」なんて役所がどうやってするのって言いたくなります。
”学生の希望に合う”ってどういうこと?就職が決まらない学生は手当たり次第、職を探しているんじゃ?

それから「地域で成長している中小企業」って?
成長をハローワークが判断できる?公的機関が特定企業を”成長している”って言える?

何とも納得できない事業です。

2012年5月10日 (木)

「らくらく起業術」週刊ダイヤモンド2012.5.12号

週刊ダイヤモンドの最新刊の特集は、起業。タイトルは「その経験はカネに変わる!サラリーマンのらくらく起業術」
ぞのほか雑誌の表紙には、「あなたもできる!会社にいながら起業する秘訣」「ネットで安く手軽に手に入れるヒト・モノ・カネ」「起業が救う日本経済 雇用創出、成長を牽引」という見出しもあります。

イノベーションとか、将来のための人材確保とかを呼び掛けても、目の前の利益を上げることに必死になっている企業には響かないし、縮み・安定指向の大企業の管理職にリスクを取らせる方法なんて思いつかない。
結果、雇用は拡がらない。
だったら個人で雇用を創出してください。イコール「起業」・・みたいな、本来雇用を創出を推進、促進すべき人たちのずるい思惑が最近の「起業」奨励にちょっと見えてしまって、いやだなあとは思うのですが、腐りきった組織の中で才能、あるいは能力を持てあましている人は、起業もありかなと。
記事の中にもありますが、かつてに比べ、起業の際の負担も格段に減っていて、失敗しても失うものは少ない。
最初から失敗した時のことを考えていると成功するはずはないって話もありますが・・

社会貢献、社会問題に取り組みたいという時に、いま属している会社で取り組むっていうのは、それなりの決定権を持つ立場じゃないと難しいから、昔よく言ってた「週末起業」のような話も、昔はすごくがんばり屋がやることみたいに考えていたけれど、いまならっていう気がします。

起業を考えている人、そんな人に週刊ダイヤモンドの今週号はお役立ちかも。

一般の方、起業にまつわる著名人、それから起業に関するちょっとお役立ち情報があって、いろんな読み方ができそうです。(紹介していながら、きちんと読んだページはまだ少ないですが・・)

2012年5月 6日 (日)

地道にされど自由な発想で

昨日見たテレビ番組「知っとこ!」に出てきた京都のお米屋さん、「八代目儀兵衛」が気になっています。
八代目儀兵衛

親戚が小さな町でお米屋さんをしていて、お米がスーパーで売られるようになり、また小さな町でも人とのふれあいが少なくなって、なじみのお米屋さんからお米を買う人も少なくなって・・厳しいだろうなと見ていました。
20年ほど前にいとこが店を継いで、駄菓子を置いたり、ちょっとしたおやつを売るようになったり、いろいろ工夫をしている様子も見てきました。
内実は知りませんが、目立つほどの成功はしていないように感じます。

お米は毎日食べるものだけれど、それほど差別化ができない。ましてや小売りになれば卸から来る米の品質頼みだし・・お米だけを売っていても駄目なんだろうけど、でも何をすればいいんだろうと思っていました。

ところが、「八代目儀兵衛」
お米だけを売っている。いまの御主人がブレンド米を売り出してそれが成功していると番組で説明されていました。
ご主人は五ツ星お米マイスターで、お米の品種や産地による味の特性を知ってオリジナルのブレンド米を作っている。それが、京都の料亭や専門家に認められて、有名なお店になった。

すぐに地域の話に結びつけたくなるんですが、同じなんだなあって考えてます。

かつてバブルの頃、テーマランドブームがありました。

地域が焦って観光客を呼び込むためにお金を使ってその地域とはあんまり関係がない施設を作って人を呼び込もうとした。
でも、それがいまも残っているところはほとんどありません。

本当はその地域、地域が持つ歴史とか特性をしっかり見極め、それをお客様(その地域に住む人や観光客)が求める形で提供することが大事なんではないか?
いま地域を見渡すと大方の地域がそれに気付いていて、いろいろな取り組みを行っている。

でも本当に成功するためには、その地域を見極める才を持った人がいて、他の地域の取り組みとは差別化を図らないと抜け出せない。地域の魅力を引き出すカリスマ的な人物が必要な気がします。
それは頭がいいとか、才能があるとかではなくて地域を愛していて、かつ人とは違う視点を持っている人なのかなと思います。

そしてそういう人がいる上で、さらに努力を重ねる。

「八代目儀兵衛」のホームページを見ると商品の開発や自社製品のブランド向上の努力がしっかり見える。
うまいもん売ってんだから売れるはず・・ではなくてすごく売る努力もされている。

それだけの努力があって、どこにでもあるお米屋さんの中で、全国に知られるくらい光ることができる。

本当にただただ感心するばかり・・

本業のお米にこだわり続けたからこそ、結果がついてきた。
お米を単にお腹を満たすものと考えずにおかずと同様、食を楽しむために欠かせないものと考えた。

お米は日用品だから安いほど売れるという発想をしていたら、ここのお米はなかった。

しつこいけれど、何でも同じような気がします。

本質を見失わず、地道に努力する。でも何か特別なものを見つける、育てる能力がないと駄目。そうして特別なものだと信じたものがあったら、既成概念にとらわれずに前に進む。

それが大事なんじゃないかと考えました。


2012年5月 4日 (金)

「あふれる情報、生かすには IT駆使し「埋没知」活用を」日経新聞2012.5.4朝刊 経済教室

本日日経新聞経済教室、東京大学、坂田一郎教授の記事は、あふれる情報をいかに拾いだすかについて考えさせてもらえます。

「埋没知」という呼び方は非常に印象的です。

人間は結局自分が経験したことからしか発想ができない。
自分の発想から生まれたものがイノベーションと呼ばれるものになるかならないかは結局、自分がどれだけ情報をインプットしてそれを利用可能な状態に保ち、その情報からどれだけ考えを深められるか、既知のものと既知のものを組み合わせて独自の発想をできるかなのかなと思います。

それでも、いまインターネットの中に流れている情報をすべて把握して、その上で複数の情報を最善に近い方法で組み合わせて新しい発想を生み出していくなんてことはどんな頭のいい人でも無理だと思われます。

だからITを駆使する。

「埋没知の問題を乗り越えるため、最新のIT(情報技術)を活用した手法として、人の能力の物理的な限界を超えた情報の処理を可能とする情報工学が注目されている。人間には8万本の論文の概要を読むことは困難だが、コンピューターを用いれば短時間で大量の知識を収集し、分析することが可能である。
 コンピューターを利用してデータベースなどの電子化された情報源から知識を適切に取得し、そこに含まれる言葉や引用関係をもとに分析することで目的に応じた編集または構造化を行い、人が理解可能な形で結果を提示する。そうしたシステムができれば、埋没しがちな知の有効活用を大いに促進できるだろう。」

人間では絶対できないことで、科学の力を借りれば可能になることがあるなら、それを活用しない手はない。

効率化できるところは徹底的に効率化して、最終的に人間しかできないことを人間が担っていく。

いまはこの坂田先生の主張が遠い未来のことのように思えるけれど、本当に必要なことだし、これがきちんと実現できたら、新たなイノベーションのアイディアがどんどん生まれるような気がします。

しかし、アイディアが生まれても結局は人間がそれを実行しなければ何もかわらない。

逆に考えれば実行することこそ、最も難しくて骨が折れること。
生身の人間がそこに集中できるよう、機械、ITで代替できるものは代替することができるようになるようどんどん研究を進めて欲しいです。

2012年5月 3日 (木)

地方政治家のレベルを上げるためは各人が行動するしか・・

先日、某日、某場所で某議員?某首長?の話を聞きました。
某式典で、来賓としてご参加でしたが、自分の業績のほとんどご自慢話。
その式典の趣旨をまったく無視しているところから驚きでしたが、その内容は背筋が寒くなる内容でした。

まずは長年の念願であった高速道路の建設が始まった話でした。
たしかに、この地域は交通が経済的発展のネックになっています。
しかしその選択肢が高速道路なのか?
地域の人口規模、産業の状況から言って、ひょっとしたら別の選択肢があったのでは?
建設費及び維持費を誰が負担するのか?

そしてさらにインターの間のご自身の地盤にさらにインターを作ることが決まったというお話が続き、これが地域活性化に寄与すると・・

次は病院のお話。
またしてもこの人口規模では贅沢過ぎると思われる総合的な医療環境を整えるため、3つほど施設を新設すると言われました。
例えば急患施設。必要でしょうが、やはりかかる費用と利用者数が見合ったものなのか?

そしてさらに当日の会場である公園の素晴らしさをアピール。
しかしどう見てもこの地域には贅沢過ぎる。

すべての話の内容が20年ほど前にタイムスリップしたのかと思える内容。

何よりも悲しかったのは、私たち地域がこのような話を望んでいるとその政治家が考える実態があるということが推測できたこと。

地域はおらが町だけに快適な環境があることを望んでいる。。
確かにできるだけいい環境で暮らしたい。

でもそれは個人の生活においてもお金と相談してできること。

自分たちが欲しいものが実現することを現在の財政状況や将来予測、はたまたもっと単純にそのお金がどこからでるのか、その施設を維持するために今後どれだけのお金が発生するかを考えないと・・

かなり荒い計算だけれど、人口10万人として有権者が8万人、投票率が60%として、4万8千人。
一部の要望を実現するだけで、当落が決まる。
選挙制度だけで考えると地域の将来を考えて行動するだけでは、政治家になれない??

某来賓の話が、悲しい現実をまざまざと見せつけてくれて、かなりショックでした。

どこの地方もだいたい同じ。

でもそういう状況だからって生まれ育った日本を捨てる気にもならず、遠くを見詰めながら、沈みゆく泥舟に立っている自分の姿が目の前に出てきました。

いまの選挙のシステムに期待しては状況を変えることはできない。

では何をするか?

やはり心ある人が意見を発信する、行動を起こすことしかないように思います。
地域全体のことはできないけれど、公共の代わりに何か自分ができることをやる。
それは例えば子育てや教育に関することとか、福祉に関することのボランティアとかNPO。

このところ東日本大震災の被災地を支援するため、多くのNPOやボランティアが活動したことで、私たちが何をすべきかを気付かせてくれた。
同じように個人の活動が、周囲に影響を与える。

小さな活動が他の人たちに本来何をすべきかを考える機会を与える。
それが大きな活動につながる。

本物の政治家が現れるのを待つのではなく、自分たちが動く。
それしかないように思いました。

願わくばそういう活動をする中の若い人から大局を見る人が出てくる。
他力本願はいけないけれど、そんなことまで考えちゃいます。

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