« 「リポート 女性が活躍する会社ランキング 女性活用で組織を強く」日経ビジネス2012.5.14 | トップページ | わかっている”つもり”のことをやるのか苦痛 »

2012年5月18日 (金)

歴史を振り返って原点に戻って良さを引き出す

最近、第二次世界大戦後の占領の時代およびその後を書いた本を読んで、すっかり日本人に失望しています。
また、第二次世界大戦で日本人は過去の価値観を全く変えてしまって、完全に別物になったと考えていいんじゃないかなと感じています。
ですから、このところ、日本の産業、特に製造業の元気がなくなっていることに対し、例えば伝統工芸であったり、サブカルチャーであったり、”日本文化の中で独自に育まれてきた”的な能書きがあって、だから日本はすごいんだみたいな話があると、何言ってんだと思ってしまいます。

そうはいっても国としての歴史があって、日本独自に発展してきたものがいまも残っているのは確かです。(これはどの国も同じことであって、それぞれの国がその国の歴史とともに独自に発展させてきたものがあるので、日本だけが特別ではありませんが・・)

例えば、有田焼は、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に朝鮮から連れて帰った陶工たちが佐賀有田の地で焼き物作りをしたことから始まっていて、それが早くから西洋への輸出品として美しさを磨いていったとか・・

日本各地に残る伝統的な工芸品、あるいは芸能や風習などについて、それを日本独自のものとして売り込んでいく、あるいは観光の目玉とするとすれば、単にいまあるものを売り出していくだけではなくて、過去の歴史をさかのぼり、それができた当時からを振り返って、そのうえで現在の感性で新しいものを作っていく。

それぞれが、過去の歴史をくぐり抜けてきて、今の形がある。
過去の歴史からしっかり振り返って、その物語を分かった上で、現在の価値をプラスしていく。

地元にあるものを売り出そうとして、日本全国各地域がいろんな取り組みをしているけれど、そのものの過去を知って、その過去の延長線上に今後を見ていく。
そのものがどういうふうに時代を乗り越えて今ここにあるのか。

過去を深く知った上で、未来を見ていく。さらにいいものにしていく。

いまの姿と同じものを複製して売っていくのではなく、ちょっと手間がかかるけれど、過去に遡ってそのものの価値を再認識して、さらにそこに現代的な価値を加える。
伝統工芸のいまの形が完成形ではなくて、未来に向かって成長させていく。
それはいまある姿からいきなり新らしいものをプラスするのではなく、過去にそのものが作られてきた歴史を尊重してその流れを生かして、それをさらに未来に伸ばす。

そんな方法で日本らしい物の良さをさらに引き出すっていうのはどうかなと思っています。

« 「リポート 女性が活躍する会社ランキング 女性活用で組織を強く」日経ビジネス2012.5.14 | トップページ | わかっている”つもり”のことをやるのか苦痛 »

○ 文化・観光・交流」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1460910/45303813

この記事へのトラックバック一覧です: 歴史を振り返って原点に戻って良さを引き出す:

« 「リポート 女性が活躍する会社ランキング 女性活用で組織を強く」日経ビジネス2012.5.14 | トップページ | わかっている”つもり”のことをやるのか苦痛 »