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2012年5月 6日 (日)

地道にされど自由な発想で

昨日見たテレビ番組「知っとこ!」に出てきた京都のお米屋さん、「八代目儀兵衛」が気になっています。
八代目儀兵衛

親戚が小さな町でお米屋さんをしていて、お米がスーパーで売られるようになり、また小さな町でも人とのふれあいが少なくなって、なじみのお米屋さんからお米を買う人も少なくなって・・厳しいだろうなと見ていました。
20年ほど前にいとこが店を継いで、駄菓子を置いたり、ちょっとしたおやつを売るようになったり、いろいろ工夫をしている様子も見てきました。
内実は知りませんが、目立つほどの成功はしていないように感じます。

お米は毎日食べるものだけれど、それほど差別化ができない。ましてや小売りになれば卸から来る米の品質頼みだし・・お米だけを売っていても駄目なんだろうけど、でも何をすればいいんだろうと思っていました。

ところが、「八代目儀兵衛」
お米だけを売っている。いまの御主人がブレンド米を売り出してそれが成功していると番組で説明されていました。
ご主人は五ツ星お米マイスターで、お米の品種や産地による味の特性を知ってオリジナルのブレンド米を作っている。それが、京都の料亭や専門家に認められて、有名なお店になった。

すぐに地域の話に結びつけたくなるんですが、同じなんだなあって考えてます。

かつてバブルの頃、テーマランドブームがありました。

地域が焦って観光客を呼び込むためにお金を使ってその地域とはあんまり関係がない施設を作って人を呼び込もうとした。
でも、それがいまも残っているところはほとんどありません。

本当はその地域、地域が持つ歴史とか特性をしっかり見極め、それをお客様(その地域に住む人や観光客)が求める形で提供することが大事なんではないか?
いま地域を見渡すと大方の地域がそれに気付いていて、いろいろな取り組みを行っている。

でも本当に成功するためには、その地域を見極める才を持った人がいて、他の地域の取り組みとは差別化を図らないと抜け出せない。地域の魅力を引き出すカリスマ的な人物が必要な気がします。
それは頭がいいとか、才能があるとかではなくて地域を愛していて、かつ人とは違う視点を持っている人なのかなと思います。

そしてそういう人がいる上で、さらに努力を重ねる。

「八代目儀兵衛」のホームページを見ると商品の開発や自社製品のブランド向上の努力がしっかり見える。
うまいもん売ってんだから売れるはず・・ではなくてすごく売る努力もされている。

それだけの努力があって、どこにでもあるお米屋さんの中で、全国に知られるくらい光ることができる。

本当にただただ感心するばかり・・

本業のお米にこだわり続けたからこそ、結果がついてきた。
お米を単にお腹を満たすものと考えずにおかずと同様、食を楽しむために欠かせないものと考えた。

お米は日用品だから安いほど売れるという発想をしていたら、ここのお米はなかった。

しつこいけれど、何でも同じような気がします。

本質を見失わず、地道に努力する。でも何か特別なものを見つける、育てる能力がないと駄目。そうして特別なものだと信じたものがあったら、既成概念にとらわれずに前に進む。

それが大事なんじゃないかと考えました。


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