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2012年6月20日 (水)

「日経ビジネス旗手たちのアリア シンガタクリエイティブディレクター佐々木宏氏」2012.6.18号

またまた日経ビジネス「旗手たちのアリア」から。

取り上げられている佐々木氏も面白いけれど、記事の作りもおもしろいと思います。
まずタイトルが「ソフトバンクを変えた男」ですから・・・
華やかな世界には無縁なので、”クリエイティブディレクター”という肩書だけを見たら、この記事を読もうと思いませんでした。

でも「ソフトバンクを変えた男」が気になって・・ソフトバンク=孫正義氏=カリスマ って発想してますから、そのソフトバンクに影響を与える人がいるなんて考えてもいない。
それで、このタイトルだけで読んでみたくなります。

佐々木氏は電通出身だし、記事中に上がっている広告は大物俳優、歌手を使った有名なものばかり。
う~ん、世界が違う人だとひいてしまうんですが、例えばアメリカ同時多発テロが起こった当時、だれもがアメリカだけでなく海外旅行を控える中に、全日本空輸の広告で「ニューヨークへ、行こう。」と書ける視点ってすごいと思います。

発想が違うっという平凡な評価ではなくて、立っている位置が他の広告クリエイターの方々と違うんだろうと感じます。

記事では消費者との共感という言い方をしているけれど、共感ってことではなくって、製作者自身が消費者の視点を持っている。
もっと言えば消費者ということではなくて、人間として何を考えているか、自分が大切にしているものは何かを広告っていう手段を使って表現されているんじゃないかなって思います。

広告は”消費者”に向けて発信すればいいけれど、そういうことではなくて、見た人が人間としてどう感じるかを考えているんじゃないかなって勝手に考えてしまいました。

こんな仕事のやり方してみたいですよね。

何となく社会活動したい、社会貢献したいって思っているけれど、身近にあることで社会に役に立ちそうだからとりあえずやってみる。自分が得意だからどう社会に役に立つかはまだよくわからないけれど、とにかく動いてみる。
一人の人間ががむしゃらに動けば、動いただけの効果が出るから、困った人がいればそこで何も考えずに動くってこともあるけれど、人間として本来何を大切にすべきか、活動の対象が人だった時にその人が人間として何を望んでいるのか。そういう考え方をしたときに役に立つつもりでやっていたことが本当はお節介だったとわかったり、もっと違うことをしないといけなかったと気づいたりする気がします。
支援する側と支援される側、そういう分け方ではなくて、自分が役に立っていると感じたいとか、どうしてもほっとけないと”自分が”感じているから、どうにかしたいなどなど、何らかの目的を持って社会活動をする人と何らかの理由で一時的、あるいは一部助けが必要な人とが、人間として対峙し、何かを変える場。
社会活動や社会貢献をそんなふうに取らえたらどうかなとこの記事を読みながら考えました。

派手なだけと誤解していた世界の仕事が、実はどの仕事、活動とも共通していると感じる記事でした。

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