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2012年8月16日 (木)

迷い~雇用、労働問題をいかに解決するか

お盆期間、労働相談が少なかったので、自分のかねてから懸案である「あるべき労働政策」とは何かについて考えていました。
なんて書くと大げさですが、企業がグローバルで競争をしていて、人件費、原材料費の安い後発国と同等に戦うために自社の社員の幸せなんて、自分で考えてよねって状況で、じゃ、国や地方自治体は何ができるか、個人は何ができるか・・
利益のみを追求する企業に対し、必要な規制をかける・・法整備を行うということも大事だと思いますが、企業の活動にもプラスになって、個人も、企業が企業の存続・成長のみを追求していても自分の生活が守れるような仕組み、制度は存在しないのか?

そんな完璧な仕組み、制度はないとしても、国や地方自治体ができることは何か?

なぜそんなことを考えているか・・

労働相談という業務に携わってきて、”問題が解決した”ということが何かというと、例えば賃金未払いが発生した時に、争った後の影響を考えると在籍中に争うのは非常に難しい。だから自分たちが関与して解決する事例の多くが退職・解雇後の事例になって、そこで例えば百万円とれた(しかも百万単位の請求なんてほとんどない)としても、その人は何カ月生活ができるか?

解決したと言っても、雇用環境が厳しい中で、いくばくかのお金がとれただけで解決と言えるのか。

労働相談の一担当者としては、粛々と解決案件を増やせばいいのでしょうが、それでは納得ができない。
いまの仕組み、制度の中で相談をしてきた人のこれからの生活を応援できるものを紹介できないか?

きちんとした仕組みとしては仕事を見つけるためにハローワークに行ってもらう、県の雇用に関する事業を紹介するってことしかなくて、そうすると本来は何ができたのかを考えます。

相談をした方がもっと労働法を知っていれば、早い段階で会社にやんわりとおかしいんじゃないかという話ができた。
転職市場が整備されていれば、あくどいことをしている会社なんてとっとと見限って次の仕事を見つけられる。
義務教育の頃から将来のこと、働くことについてもっと考える機会があれば、働くこと、会社を経営ことについて、もっと多くの人がきちんと考えるのでは?・・みんなが考えないときちんとした仕組み・制度は生まれてこないと思うから。。

そんなこんなで、

以前から考えていることとお盆の間に考えたことを合わせると

もっと充実すべきこと(の一部)

・経営者と社員に向けた労働教育
・転職市場の整備
・学校卒業後、知識やスキルを自分で磨ける場所(学校・講座)

この仕組みや制度を作れるのは、国や地域のリーダーしかできないじゃない・・・

そうかもしれないけれど、おかしいということが大事。みんながおかしいと言い続ければ大きな声になると思うし、みんなで考えていると実は自分たちにも”できる”ってことが見つかるって思っています。


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