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2012年8月20日 (月)

社会人基礎力

労働法令通信という雑誌のNo,2291を見ていたら、最新賃金・労務問題Q&Aというコーナーに「グローバル人材の育成と人事施策」というタイトルの記事があり、その中に「社会人基礎力に関する研究会」というものが載っておりまして、気になりました。

この記事によると、「社会人基礎力とは読んで字のごとく、社会人として「あたりまえ」に保有すべき能力のこと」だそうです。
まあ誰でも感じていることだろうと思いますが、年齢に限らず、この能力、足りていない人多いようですよね。

さて、社会人基礎力に関する研究会、経済産業省の研究会なのですが、2006年2月に中間取りまとめを出して以降、動いていないようで、どうしてかなと思わないこともありませんが、社会人基礎力に関する事業はいまも行われているようで、なくなってしまったものではないんでしょう。

その中間とりまとめによりますと、いろんなことが書いてありますが、社会人基礎力を構成する3つの能力として

(1)「前に踏み出す力」(アクション)~一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力~
(2)「考え抜く力」(シンキング)~疑問を持ち、考え抜く力
(3)「チームで動く力」(チームワーク)~多様な人とともに、目標に向けて協力する力~

が上がっています。

それぞれの具体的能力要素としては

○前に踏み出す力 ・主体性=物事に進んで取り組む力、・働きかけ力=他人に働きかけ巻き込む力、・実行力=目的を設定し確実に行動する力

○考え抜く力 ・課題発見力=現状を分析し目的や課題を明らかにする力、・計画力=課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力、・創造力=新しい価値を生み出す力

○チームで動く力 ・発信力=自分の意見をわかりやすく伝える力、・傾聴力=相手の意見を丁寧に聞く力、・柔軟性=意見の違いや立場の違いを理解する力、・情況把握力=自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力、・規律性=社会のルールや人との約束を守る力、・ストレスコントロール力=ストレスの発生源に対応する力

これだけ細かく分類されると自分はもちろんのこと、周囲の人も結構足りてないもの多いよねってことになってしまいますが、多かれ少なかれ、どの要素もそれなりに持っていればそれはそれでオッケーで、項目そのものがすっぽり抜け落ちている人はまずいよねって解釈でいいのかなと勝手に考えています。

日頃労働相談を受けていて、この項目を眺めると、社会人基礎力というものが足りてなかったかもしれないなという事例も結構思い当って、社会生活を営む上ではこの能力を身につけるよう努力する、教育とか指導をする人もこの能力がきちんと身につくように育てていくことが必要かなっと思います。

大量の知識や高度な技術、それも大切だけれど、まずは社会人としての基礎・・これをきっちり身につける方が先かもしれませんね。

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