« 大きな視点で地域、自分の生活を見る | トップページ | 「世界から「仕事」が消えてゆく」クーリエ・ジャポン1月号 »

2012年11月24日 (土)

やっぱり「教育」が大事だと思う 日経新聞2012年11月22日朝刊「辛言直言 建築家・安藤忠雄氏」

11月22日日経新聞の大学欄に安藤忠雄氏のインタビュー記事がありました。
(日経新聞2012年11月22日朝刊「辛言直言 学生の内向き、どう打開 入試改革で創造力刺激を 建築家・安藤忠雄氏」)
大学教育について語られたものですが、安藤忠雄氏のご発言に、いつもながら”しかり!”と思いました。
"「」 "は記事引用、"『』"は記事中の安藤氏談

「――いまの大学教育についてどう考えますか。
 『明治以降の日本が、小さな島国で資源やエネルギーもないのに世界有数の経済大国になれたのは、多くの優れた人材がいたからだ。しかし、今の日本の教育制度で、かつてのような豊富な人材が育つのを期待するのは難しい。アジアの国々が猛スピードで進み続けているのに、日本の大学生は国の先行きが全く見えないという不安を抱えたままだ』

いまの教育が何を目的、目標としているのかさっぱりわかりません。どうにかメニューを作ってそれを日々提供していればいいっと考えているんじゃないかなと思えてしまいます。

『大学生の内向き志向を変えるためには、日本の社会自体がもっと世界に目を向けなければならない。国際社会における日本の立ち位置が変わっているのに、日本人は依然として一流大学から一流企業へと進むことが安定した生活を約束すると信じている。もはやこのような図式は通用しないと覚悟すべきだ』

これを読むと、教育を考える際に自分たちがあまりに専門家や関係者に頼り過ぎていないかって考えます。自分たちがどうすべきというのをもっと自分たちが考えないといけないのかなと

「――そうした学生を生んだ大学の問題点はどこにあると思いますか。
 『日本の多くの大学では学生、卒業生、教員のほとんどを日本人が占めている。そんなことで、国際化社会で通用する人材を輩出することはできない。また、感性の鋭い若いころに、多種多様なことを教え、考える機会を与えることが必要なのに、相も変わらずセンター試験という画一的な手段で学生を選抜しているのも問題だ』
 『端的に言えば、センター試験は左脳の知識についてその優劣を測るというものだ。しかし、人間にはもう一つ重要な要素として右脳の機能がある。右脳は創造力、闘争心などをつかさどる。闘争心というと抵抗を感じるかもしれないが、自立した人間にとって大事な要素だし、闘争心を保つには勇気も必要だ。左脳と右脳があって初めて人間なのに、今の教育システムは一方だけを問題にしている』」

通勤電車の中で一心不乱に英単語を覚えている高校生を目にします。基本知識がないと考えたり・議論したりできないけれど、覚えることだけにパワーを使っているように思います。
もっと考える時間を作らないといけないんじゃないかなと思います。

『戦後の日本は貧しい中から、立ちあがって世界に誇れる豊かな国をつくった。皮肉なことに、その豊かさの中での甘えが、優れた人材を生み出せなくなった今の状況を招いている。経済的に裕福になっただけで、国としてのはっきりした理念がなかったからだ。この国をどのような国にしていくのか、具体的な展望が必要だ。社会の鏡ともいうべき教育もまた同様だといえる。社会の在り方を考えずに教育を考えても意味がない』

気にいったところを引用していたら、記事全文を引用してしまいそうでした。記事に興味を持った方は是非全文を読んでください。

« 大きな視点で地域、自分の生活を見る | トップページ | 「世界から「仕事」が消えてゆく」クーリエ・ジャポン1月号 »

○ 子育て・教育・人材育成」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1460910/47959327

この記事へのトラックバック一覧です: やっぱり「教育」が大事だと思う 日経新聞2012年11月22日朝刊「辛言直言 建築家・安藤忠雄氏」 :

« 大きな視点で地域、自分の生活を見る | トップページ | 「世界から「仕事」が消えてゆく」クーリエ・ジャポン1月号 »