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2012年12月15日 (土)

自分で自国を評価〜『「間違いだらけの「日本衰退論」」Newsweek2012.12.19』

2012年12月19日号ニューズウィーク日本版は2012衆院選の特集で、パラパラと中身を見て買ってみました。

その中にコロンビア大学、ジェラルド・カーチス教授の「間違いだらけの「日本衰退論」」という記事があり、そうだなあって思いました。
自国のことを、外国の方の著作でなるほどと思ってしまうのは、相変わらず情けないですが、タイトルの下に「主張」とありまして、「日本がどれだけ衰退したかを論じる暇があるなら、国の強さと弱さを見詰め直し、本当の問題に目を向けるべきだ」とあります。

言われるとおりかなあと。一日一日、一分一秒、時間は過ぎているから、”日本、衰退したよね~”って言っている暇があったら、今の日本じゃ駄目だっと思ったら、まずは自国の長所、短所を把握して、次に、というより今何をすべきかを考えないといけないですね。
そのヒントとして少し記事を引用させていただくと「「失われた」といわれる20年の間にも、日本経済は成長し、生活水準は向上を続け、失業率もそれほど高くなっていない。」

若者が内向きになったと言われるけれど、「日本が抱える本当の問題は、もっと上の年齢層に内向きな人が多いことだ。彼らは、若い世代が自らリスクを取って新しいことに挑もうとする気持ちをそいでしまう。」

”年齢が逆ピラミッドになり、たくさんの高齢者にかかる社会保障費を少ない現役世代が負担する。だから高齢者の負担をいかに抑えるか・・”なんて視点からの議論が多くて、中高年世代は、”しかたないじゃん、好きでこの時期に生まれたわけじゃない”とか、反発しているかもしれません。

でも、そんな問題よりもっと大きな問題は、中高年が、これから体力的に下っていくばかりで自分たちは何にもできないよってスタンスでいることの方じゃないかと・・
”これから若い人たちは英語必須だよね、自分はできないけど、もう無理!頑張ってね!”
”若い人たち、これからは海外だよ、海外に住まなきゃ!でも自分ちの近所に外国人増えたらいやかな。町内に外国人増えたけど、いずれお国に帰るから・・”
いま日本って国で生活して、この国の空気を吸って、食糧・資源を消費しているのに、”自分たちはもう体力・気力が衰えているから・・もう無理だから・・”
そう言いつつ、思いつつ、既得権はしっかり守って、若者がんばれ!って上から目線。
本当にそうなの?
40代、50代でスポーツを始めてオリンピック選手になるのことは不可能、外国語をネイティブ並みに話せるようになるのも不可能・・
でも毎日何かを続けていたら、続けた分は進歩する、身についてくる。
若いころ、昨日覚えたことが70%、80%思い出せたのが、いまは10%あるいは一桁かもしれないけれど、それでも全く残らないことはないはず。
昔は脳の細胞は年齢とともに失われるだけと言われていたけれど、そうも限らないって話もあって、自分に制限を設けてしまうことが、自分の進歩を止めているし、マイナス思考が若者をがっかりさせてしまう。
中高年だって、当然、これからの日本に責任を持てるし(持たなきゃいけないし)、能力が衰えているって言ったってできることはある。
自分らはもうすぐ死ぬから後は勝手にやってくれ~はないでしょ!
タイトルとは違う話に熱が入ってしまったけれど、世間一般で言われている日本の『○○論』について、容易に納得しないで、自分なりに評価してみる。
後になって『○○論』は違っていた!となった時に、えっとならないよう、自分の感覚を信じて自分なりの”日本の現実の姿”を見ていたいなっとこの記事を読んで思いました。
最後にまた記事から引用「議論すべき問題が山積みしている国は日本だけではない。やるべきなのは、本当の問題を見極め、解決策を模索し、そのために社会がどのような力を備えればいいかを考えることだ。」
いいですね~。個人的にはもちろんですが、NAKAKIRA(ナカキラ)を通じても「問題を見極め、解決策を模索」する活動をしたいです。

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