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2012年12月17日 (月)

複雑になった世の中で大局を見る

衆議院選挙が終わったばかりなので、これからの日本で何を優先して取り組むべきなのかと一庶民ながら考えています。

右を向いても左の向いても問題ばかり・・そしてその問題に相反する利害が絡んでいる。
自由貿易を推進して自国のモノをどんどん売っていきたいけれど、それは逆に国内の産業に脅威を与えることになったり・・
社会保障が充実した国であって欲しいけれど、そのためには現役世代に負担を覚悟してもらわなければならないとか・・
両方にいい顔はできないから、日本の将来のため何をすべきかを判断できなければならないけれど・・非常に難しいと思います。
いまの日本、大局を見て進むべき道を進んでいかなければいけないけれど、それが難しくてできないから、逆に何も考えないようにしていて何もやらなくて、何か問題が発生した時にそれに対処することだけにしようと考えているんじゃないかと思ってしまいます。だから政策があっちに行ったりこっちに行ったりしている。
でも思えば一つひとつの問題が複雑になっていて、よくわからない。みんながそれぞれとても熱心で優秀だから自分が取り組んでいる分野を各々が深掘りをしていて、専門的になり過ぎて、その分野の人でなければ、何も語れなくなっている。
先日ご家族が乳ガンにかかってしまったという方にお会いしたのですが、乳ガンに関する本を10数冊読まれたという話をされていました。
それで結局すごく詳しくなって、それでもどの治療法がいいかよくわからなかったと話をされていました。

何か問題があった際にその分野に目を向けるとものすごく多くの人が関わっていて、ものすごく専門的だっていうことがわかります。そして見解が一つじゃないってことが多いことも・・
それがどの分野もそうで、そうするとその分野を語れるのはその分野を知る人だけ・・って状況。

だから逆に言うとその分野の専門家は、細部に詳しいけれど、細部に詳しいがために、その分野が他の領域とどういう関わりを持っているかとか、社会全体の中でどういうふうに位置づけられるかって話になると、それを語れる人がどれくらいいるのかなって思います。
でも社会の中でその分野がどういう位置にあるのか、その分野が他の領域とどうかかわりあっているのかが分かっていないと社会にどういう影響を及ぼすのかっていうのがわからない。それがわからないと社会全体がどうあるべきかっていうのがわからない。
みんながある分野の専門家で、その”ある分野”が非常に細分化してしまったから、各自が非常に細かいところだけしか見ていない。その分野だけの発想でそこだけを守ることしかしてないような気がします。
そんな状況で大局を見たいときには?・・・どうしたらいいんでしょうね・・よくわかりませんね。。。
でも結局、日本の将来について、自分たちのこれからの生活がどうあるべきかという言葉に置き換えるとシンプルな答えが出てくるような気がします。
よく言うように車の構造を知らなくても車を運転できる。
同じように、専門的過ぎる議論は必要なくて、その分野が本来人々の生活にどう役立つべきかという視点から議論をすれば、あるべき姿が見えてくるんじゃないかな。

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