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2013年1月12日 (土)

「地域ブランドは、企業ブランドのようにつくれるか」石井淳蔵 文 PRESIDENT2013.1.14から

最近やたら雑誌を買っていて、家中雑誌で溢れているので、自粛しようと思っていたのに、この記事を読んで迷わずこの雑誌を買ってしまいました。

「地域ブランド」に関心がある者として、この記事に書かれていることをよく考えないといけないと思いましたし、この記事から地域ブランドだけではなく、“地域”について発想が拡がる気がしました。

記事の中では、まず企業のブランド構築の手法が定着したものになっているとして、
「第一に、当該ブランドについて、生活者の認知度を上げ、理解度を上げ、好意的な態度を確保し、購買意欲を上げることに注力する。そして、マーケットにおける確固とした地位(ポジション)を確保する。・・・第二に、継続的な売れ行きを確保するために、「ブランド・エクイティ」の構築を目指す。人気が増しその製品の売れ行きが増えても、それで事終われりとするのではなく、継続的な成果を得ることができるよう「市場資産」に変える。・・」と説明されています。

そして、このブランド作りにおいて、守るべき要諦があるとして、3つが上がっています。
「第一に、ブランドのアイデンティティ、ないしは市場でのポジションを大事にすること」
「第二は、統合性重視、つまりブランドにおける曖昧さや多様さの回避」
「第三に、ブランド・マネジメントの成果は、そのブランドが生み出す収益・利益で測られるが、もう一つ「ブランド自体のエクイティ」を育てることが重要」

これだけでは何かよくわからないかもしれませんが、企業のブランド構築に関することは詳しくは記事を読んでください。

それでそういう企業のブランド構築と同じように地域ブランドを構築できるかという問題に入ります。
地域ブランドを構築する際に、自治体が主導する場合は多いのですが、そこで難しい点が指摘されます。
一つは自治体がブランドづくりの音頭取りをしたとしても主体になるわけではなく、関係するメーカーやサービス業が集まって構成される集団が主体になる。
投資資金が非常に少ない。委員会方式が採用される場合が多く、細部まで任される権限や予算を持ったブランドマネージャーがいない。多様なメンバーがいて統一したアイデンティティを決めにくい。
それなら地域ブランドがつくれないかというとそうは言われていなくて、
企業のブランドとは発想を変えて、多様なメンバーが集まることをそもそもの前提におくこと、上から方針や理念を決定するのではなく、あくまで合意を取りつつ進めることなどが示されています。
そして地域ブランドであっても当然きちんと成果を測るべきとしながらも何を成果とするのかから考えないといけないとしています。

あんまり書いてしまうとほとんどパクリになってしまいますので、詳細は記事を読んでくださいで終わります。

でも自分がこの記事に引かれたのは、もちろん地域ブランドに対する考え方そのものが参考になるっていうこともありますが、その発想の仕方。
何かに取り組む際に、似たものがあるとそれをつい形だけちょっと変えて使ってしまおうとしますが、その前に”似てはいるけど、違っているところは何か、その違いがありながら、似ている者を使うとすれば、どこに気をつけるべきか、どこを変えるべきか”を考えて取り入れる方がいい。そして、そのあとは必ず成果を検証すること、検証する際は、成果とは何かを考えるべきこと。
これを読んで、読んだものが柔軟に発想するなら、いろんな取り組みで参考になる記事だと思いました。

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