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2013年2月

2013年2月24日 (日)

社会貢献という発想を超えて

政権交替後、アベノミクスと名前までついた経済政策が打ち出され、何やら好景気の予感がしていて、財政状況や高齢化への対応の問題が世の中から吹っ飛んでいるようで、不気味な感じがします。
悲壮感が漂ったかと思うと楽観論が出てきたり、これだけ世相が揺れ動くとそれぞれが自分自身でなんのために生きているのかとか、何が幸せなのかとかを考えざるとえなくなるように思います。
結局行き着く先はいま自分が何をしたいか?
じゃないかと思います。
不安定な世の中で自分の事だけを考えているのが、何か料簡が狭いような気がして、こんな世の中だから誰かの役に立ちたい・・とみんな考えたんじゃないか? それで社会貢献をしたいと考える人が増えたんじゃないか?
でもそれをさらに進んで考えて、社会貢献をしますって言って例えばボランティアであったり、NPOなどの報酬の少ない仕事に就いたりするだけが社会貢献なのかな?ってみんなが考え出した。
そんな気もしているんですよね。。
自分が社会に参加して何らかの行動を取れば、それが社会の他の人たちに影響を及ぼす。
例えば、服を買えば、服を売っている人、服を作っている人に影響を及ぼす。
そんなことを考えると途上国で貧困にあえいでいる人と先進国で会社勤めをしながら服を売っている人、作っている人とは違うって言われるかもしれないけれど・・。
でも個人の力量ってそれぞれ違うから深い志とパワーがある人は途上国で人を助ければいいし、普通の人は粛々と働いて給料で服を買って服を売って・作って給料をもらっている人を喜ばせる。
どっちが社会に貢献しているかとか、どっちが凄いかっていう評価は・・自分はないと思う。いや、最近ないと思うようになった。
やれる人がやれることをやればいいんじゃないの。
社会貢献ってたいそうな事を言わずに、自分が社会に対してできることを粛々としていく。
これからそういう世の中になるんじゃないかなって期待しています。

2013年2月 7日 (木)

協同労働

NHKのクローズアップ現代で「働くみんなが“経営者”~雇用難の社会を変えられるか~」というタイトルで協同労働を紹介していました。

協同労働とは何か?

クローズアップ現代の説明では、「「雇う」「雇われる」の関係ではなく、働くみんなが“経営者”として、全員が納得いくまで経営方針を話し合い、自分たちの給料も決める。」
人に使われるのではなく、自分自身で何をするかを決めて主体的に働く働き方かなと自分なりに解釈してみました。

ちなみにウィキペディアの労働者協同組合の項では、
「労働者協同組合(ろうどうしゃきょうどうくみあい)とは、協同組合の一形態。そこで働く労働者自身が主として資金を持ち寄り、労働者自身によって所有・管理される協同組合である。「ワーカーズ・コレクティブ」、「ワーカーズ・コープ」、「協同労働の協同組合」とも。略称は「労協」、「ワーコレ」。

地域社会活性化の担い手としても期待されている。」と説明されていました。
クローズアップ現代でも地域に貢献する働き方のように紹介されていて、気になります。

成功事例としては、スペインの「モンドラゴン協同組合企業」があるそうです。

経営方針をみんなで民主的に決める・・自分も経営に参加していますから、責任が出てくるのでやりがいがあると思いますが、人が集まると意見の違いは必ず出てくるので、そこをどう調整するのかとか、全員がずっとモチベーションを継続できないのではないかと感じました。

プラスの面ばかり紹介されていませんでしたから、負の面もきちんと捉えないといけませんが・・地域に関わる事業をする際に使える経営体かも・・と思います。

2013年2月 3日 (日)

「「ポジティブ心理学」とは」日経新聞2013.2.3 読書欄「今を読み解く」

今日の日経新聞の朝刊の読書欄の「今を読み解く」で日本赤十字豊田看護大学 島井哲志教授が、人間のポジティブな側面の研究をしている心理学の分野について紹介されています。

その話が昨日書いた「人に関わるって自分が救われることかも・・」

の自分の気持ちと通じるような記述があって、不思議な感じがしました。以下、「 」は記事の引用です。

「ポジティブ心理学の研究テーマのひとつは幸福感だ。私たちの研究では毎日1回以上誰かに親切にすると、自分自身の幸福感を高めることが示されている。」
私が書いた“他者に関わることで自分が納得する、救われたように気持ちになる”ことって、「誰かに親切にすると、自分自身の幸福感を高めること」とも言えるかな~。そうするとこのことって

心理学の分野で既に示されている・・・やっぱりそうなんだ~、自分の感覚も捨てたもんじゃないなあと思ったりして・・

記事を一部分だけ引用しているのでわかりにくいかもしれませんが、最後に

「人間のポジティブな力は社会の価値観と密接な関係にある。私たちの研究では、謙虚さの特性は自分の幸福感につながらない。しかし、それは周囲を幸福にし、ひいては日本社会の安全を支えているのかもしれない。
社会の幸福を重視する文化的伝統を生かし、そのポジティブな働きの研究が日本で進めば、日本の研究を世界に対して〈謙虚にかつ積極的に〉発信していくことが期待できるだろう。」

日本は「社会の幸福を重視する文化的伝統」を持っていると書かれています。それがポジティブな心の働きにどう影響を及ぼしているのか?
そんな研究は進めば、自分自身の幸福感を高めるために、“社会の幸福を重視する”行動を取る人が増えるかもしれません。

「ポジティブ心理学」・・記事で紹介されている本を読んでみたいと思っています。

2013年2月 2日 (土)

人に関わるって自分が救われることかも・・

労働相談の仕事をしています。相談を受けて解決の支援をします。
「支援」と言うのが適当かどうか・・支援と言うほどのことはしていないと思っています。
法律や規則を確認して問題点を整理して、このように相手(だいたい経営者、上司の方)にお話ししてくださいと助言しています。
自分たちが直接こういう相談がありましたので、解決してくださいってことはあまりありませんし、相手と私たちがお話をするときは、公平な視点を持って、相談された方よりにならないようにしなければなりません。・・なぜなら真実は相談された方が話すとおりではないかもしれないから・・
まずは始めに自分が関わっている相談の紹介をして・・

そんな相談の事例に、残念ながらその相談された方が思うような解決にならず、その方が私たちに失望して終わったものがありました。
その方が別の相談で再びおいでいただき、今度は就職の相談をされたのですが、前の仕事のことがあって、なかなか前向きになれない、自分を否定された発言をされていました。
それで自分は前の事例でいい結果を出せなかったので、お会いしない方がいいと思っていたのですが・・
どうもお話がまずい方に進んでいて、別の業務をしていても気になってどうしようもない・・仕事が手につかない・・それで話に加わってしまいました。
それでハッと気がついたのは、もちろんその方をどうにかしてあげたい、いい方向に向かってもらいたいと思っていたんですが・・
それよりもそういう気持ちになっている自分がどうしても抑えられない、自分が納得できないと考えている。
このままでは自分は後悔してしまうって気持ちで・・出なくてもいい場にしゃしゃり出てしまった。
人を助けたい、助けるというのはおこがましいので“関わりたい”と感じて行動することって、相手のことを想っているというよりは、自分の気持ちを納得させるためにやるんだなあって・・気がつきました。
関わるって行動は、相手にとっては迷惑かもしれないし、ひょっとしたら関わらない事が正解かもしれない。
だから、人に関わる、言いかえれば社会に役に立とうと行動するときは、自分の行動で社会を変えるんだ、人様を助けるんだってってことじゃなくて、そう行動することで自分自身が助けられているんだって感じた方がいい。自分の納得できない気持ちをはっきりさせるために、行動を起こす。社会に貢献しているんではなくて、社会に参加させてもらっている。
何か社会・地域に役に立ちたいと行動する時、それはあくまでも自分のためにやっているって気持ちを持っていたほうがいいかなって思いました。
だから逆に、社会貢献をすることで、自分のいまの仕事以外のまったく違う分野で活動することで自分の成長が期待できますなんてことを前面に出して、自組織の活動を説明している団体・組織を見るとなんか違うんじゃないの?って思っていた気持ちって・・
社会に関わることで自分を救って、それが自分の成長につながるかもしれないけれど、それは社会(活動)が自分を育ててくれているのであって、自分の成長をうたい文句にすることで、社会(活動)を自分の成長のために利用しているようなニュアンスを感じてしまって、違和感を感じていたんだなあと、自分が違和感を感じていた理由がわかった気がします。
いずれにしても、社会に役に立つことをしたいと思う方が増えた今、「自分は社会貢献したいんだ!」って言って何をしたいかわからないで行政やNPOが主催するセミナーに取りあえず行ってみるかってやっている(もちろんしっかり自分のやるべきことが見つかっていたら、行政やNPOセミナーも目的に応じて利用できます。無駄なものだとは思っていません)よりも、自分が気になった社会の課題に何も考えず、がっと取り組んでみるほうが自然かなと考えています。
社会に貢献することはいまやもう当たり前でそれをことさら言い立てているよりも行動かなと思います。
自分の気持ちを納得させるために・・行動です。

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