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2013年2月 2日 (土)

人に関わるって自分が救われることかも・・

労働相談の仕事をしています。相談を受けて解決の支援をします。
「支援」と言うのが適当かどうか・・支援と言うほどのことはしていないと思っています。
法律や規則を確認して問題点を整理して、このように相手(だいたい経営者、上司の方)にお話ししてくださいと助言しています。
自分たちが直接こういう相談がありましたので、解決してくださいってことはあまりありませんし、相手と私たちがお話をするときは、公平な視点を持って、相談された方よりにならないようにしなければなりません。・・なぜなら真実は相談された方が話すとおりではないかもしれないから・・
まずは始めに自分が関わっている相談の紹介をして・・

そんな相談の事例に、残念ながらその相談された方が思うような解決にならず、その方が私たちに失望して終わったものがありました。
その方が別の相談で再びおいでいただき、今度は就職の相談をされたのですが、前の仕事のことがあって、なかなか前向きになれない、自分を否定された発言をされていました。
それで自分は前の事例でいい結果を出せなかったので、お会いしない方がいいと思っていたのですが・・
どうもお話がまずい方に進んでいて、別の業務をしていても気になってどうしようもない・・仕事が手につかない・・それで話に加わってしまいました。
それでハッと気がついたのは、もちろんその方をどうにかしてあげたい、いい方向に向かってもらいたいと思っていたんですが・・
それよりもそういう気持ちになっている自分がどうしても抑えられない、自分が納得できないと考えている。
このままでは自分は後悔してしまうって気持ちで・・出なくてもいい場にしゃしゃり出てしまった。
人を助けたい、助けるというのはおこがましいので“関わりたい”と感じて行動することって、相手のことを想っているというよりは、自分の気持ちを納得させるためにやるんだなあって・・気がつきました。
関わるって行動は、相手にとっては迷惑かもしれないし、ひょっとしたら関わらない事が正解かもしれない。
だから、人に関わる、言いかえれば社会に役に立とうと行動するときは、自分の行動で社会を変えるんだ、人様を助けるんだってってことじゃなくて、そう行動することで自分自身が助けられているんだって感じた方がいい。自分の納得できない気持ちをはっきりさせるために、行動を起こす。社会に貢献しているんではなくて、社会に参加させてもらっている。
何か社会・地域に役に立ちたいと行動する時、それはあくまでも自分のためにやっているって気持ちを持っていたほうがいいかなって思いました。
だから逆に、社会貢献をすることで、自分のいまの仕事以外のまったく違う分野で活動することで自分の成長が期待できますなんてことを前面に出して、自組織の活動を説明している団体・組織を見るとなんか違うんじゃないの?って思っていた気持ちって・・
社会に関わることで自分を救って、それが自分の成長につながるかもしれないけれど、それは社会(活動)が自分を育ててくれているのであって、自分の成長をうたい文句にすることで、社会(活動)を自分の成長のために利用しているようなニュアンスを感じてしまって、違和感を感じていたんだなあと、自分が違和感を感じていた理由がわかった気がします。
いずれにしても、社会に役に立つことをしたいと思う方が増えた今、「自分は社会貢献したいんだ!」って言って何をしたいかわからないで行政やNPOが主催するセミナーに取りあえず行ってみるかってやっている(もちろんしっかり自分のやるべきことが見つかっていたら、行政やNPOセミナーも目的に応じて利用できます。無駄なものだとは思っていません)よりも、自分が気になった社会の課題に何も考えず、がっと取り組んでみるほうが自然かなと考えています。
社会に貢献することはいまやもう当たり前でそれをことさら言い立てているよりも行動かなと思います。
自分の気持ちを納得させるために・・行動です。

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