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2013年4月

2013年4月29日 (月)

自分の目で見てみること~市役所、役場施設

前回の更新から既に一週間以上経ってしまいました。
4月は特に日々の生活に追われていて、あっという間に時間が過ぎていきます。

さて、先週は福岡県内福岡市周辺の市役所・役場を訪問いたしました。
ごあいさつ程度の滞在でしたが、市役所・役場に出かけるのは久方ぶりで新鮮でした。
まずは、来訪者目線になっていることを発見
用があるなら、自分で探して・・的な施設だった昔を知っているものにとっては、もう驚きです。

各市町それぞれ違いはありますが、まずは玄関で各部署がどこにあるかを示してくれている。
それも全体図を出してあるところが多くて、庁舎のどこを目指せばいいか一目瞭然。
わたしのように短気で方向音痴の者にとってはとても助かります。

それから、受付の方、あるいはそばを通りかかった職員の方が、来訪者を気にしている。
少しでも困っていそうだったら声をかけてくれる庁舎がいくつかありました。
庁舎を見ただけでどうこうは言えないのですが、逆にそれ一つとっても・・・
何やら世間では、いまだに働いていないってイメージの公務の世界が実は実際見てみると違っている。

ですから、世間一般に言われていることをそのまま信じずに参考意見程度に留め、自分で確かめてみるまで自分の考えを固めない方がいいのかなっとあらためて思いました。

2013年4月21日 (日)

「プロカウンセラーの聞く技術」東山紘久著

労働相談から就職のご支援に仕事が変わり、さらに、子育てで少々ブランクがある、あるいは子ども優先に生活のリズムを作っている女性の就職に関わるということで、相談の受け方についてもう一度考えてみたいと思っています。

それで産業カウンセラーとキャリアカウンセラーの資格を持つ先輩に、基本書を教えてくださいとお願いしたところ、この本を勧められました。

プロのカウンセラーがご自身の体験から学んだことを、聞く技術としてまとめています。ひたすら聞き役に徹することが基本のようです。
どんな話を聞くときも必要だなと思うところとこれはあくまでも心に傷を持つ方々の話を聞く場合かなあというところがありました。

具体的に解決すべきことが見えている労働相談での聞き方とは異なるんですね。

この本は要点的なものがある本ではなくて、全体を通して読んで全体の流れの中で大事なものは何かを考える本かなと思いました。
相談ってものが何か分からなくなった時に読み返す本かなあ~

非営利とかNPOの活動を始めようとした時、いままである情報だけではなく、実際にその対象となる人の話をしっかり聞くことが大事だと思います。
非営利とかNPOに限定されないかもしれませんね。何事も行動を起こす際は、データだけではなく、そこに関わっている人の話をしっかり聞くことが大事ですよね。

本の中に、話し方の本はたくさんあるけれど、聞き方の本は少ないというようなことが書いてありました。人の話は気持ちがあれば誰でも聞けるものと思っていましたが、聞くことにも技術が必要ですね。

この本を読んでそう感じました。
そして、その技術は数冊の本を読んだだけでは身につかないんだなあとも感じました。
そうはいっても、何も勉強しないでいいかというとそうではなくて、本や他人の話から学び続けながら、実践を通じて自分なりの方法を考えることで、相談技術、人様からの情報収集技術が上がっていくんだろうと思いました。
うまく聞けるようになる・・・すぐにでもそうなりたいけれど、まだまだ勉強です。

2013年4月14日 (日)

子育て中の女性が働くことを考える

本業で子育て中の女性の就職のご支援をするようになったことは前の前に書きました。


徐々に業務内容を把握していますが、やりたいこと、やるべきことをたくさん思いついて、仕事が終わってからもぼんやりそのことを考えていて、気が付くとそのことばかりを考えていてほかのことが手についていない。そのくらいやりたいことがあって、やれることがあるような気がします。

まずは子どもを育てながら働くときに母親は何を考えているか?
預かってくれる保育園があるか?
子どもが病気になったときはどうするか?
いてほしいときに母親がいないことを子どもがどう感じるか?

そうすると支援する側としては、保育施設の確認であるとか、子どもの病気に際してどのような解決策があるかとか、仕事で不在にする母親に代わって何ができるかとかを考えないといけないなあと課題が見つかります。
そうそう何よりも働きたいと考える方々の意見を聞かないといけないなあと思います。

それから働く女性を雇う側については、
子育てという何があるかわからない事態を抱えた社員を雇うとき、不測の事態に備えるため企業は何をするのか?
子育てという制約がある人をそれでも雇うと思うのはなぜか?
子育て女性が働き続けるため、一企業だけではできないことは何か、公的機関は何をすべきか?
等々知りたいことを次々に思い付きます。

子育て女性の採用で実績を上げている企業さんの話、活用を躊躇している企業さんの話を聞いてみたいな、聞かないといけないなと思います。

そうして利用される女性のお役に立つよう努力するとともに、もう少し大きな視点で、働くとは何か?これからの女性(女性だけでなく男性もそうですね)の働き方はどう変わっていくのか?そのためにすでに数十年働いてきたものは何ができるか?
そんなことも考えてみたいなあと思います。

それから、子育て、働く、女性等々をキーワードに非営利の活動をされている方々の考え方も伺いたい。

やるべきことがいっぱいです。

2013年4月12日 (金)

「公共哲学とは何か」山脇直司著

「公共哲学とは何か」という本を読みました。自分にはハードすぎて消化不良ですが、

「はじめに」の中に

「私たちは「公共性」と聞くと、何やら国家や政府が担い手となって実現すべきあれこれ、といった漫然としたイメージを抱きがちです。しかし近年、NPOやNGOなどの新しい公共性の担い手が急速に台頭してきました。こうした事態がいかなる意味をもつかを探求する学問として、公共哲学に注目が集まっているのです。」
というくだりがあります。

NPO、あるいはNGO活動をする際に、なぜ自分がその活動をしたいと考えたか、活動の対象とする“公共”とは何か?
ただがむしゃらに自分がやるべきと考えた活動をするだけではなく、なんのために自分がこれをしているのか、そもそも自分の行動が私利ではなく、公の利益に資するものなのか?
そういうことを考えるべきだろうと思うし、“べき”などと言わなくても自然と考えるようになると思っています。

ですから公共を担いたいと考えた時、「公共哲学」という学問領域を覗いてみることになるだろうと思います。

「公共哲学は公共政策に、『政府の公」と『民の公共」を区別する観点を導入します。」という記述がありました。

現段階では、政府が行う公的な政策と民が行う公的な活動という意味だろうかというくらいしか理解できていませんが、個人として「公共」に関心を持つならば、公共哲学的な視点を持たなくてはいけないかなと考えています。

2013年4月 9日 (火)

九州で子育て女性の就職支援を考える

私、当ブログ管理人、本業の方で子育て女性の就職支援をすることになりました。

それで事業をするというと企画というか、管理の方は数字にこだわりまして、例えば相談をされる方々の人数であるとか、就職率とかをチェックしているんですが・・

そもそもを考えてしまう管理人は、子育て女性の就職を支援することとは何なのか、子育て女性のためのハッピーな就職とは何かを考えています。

まずは子育て中の女性が、子育て中というハンデ・・子どもが病気になるとか、母親は子どものそばに居たほうがいいと言われてしまうこととかを考えつつ、なぜ働こうとするのか・・・
夫の収入だけでやれるけれど自分の能力を活かすために働きたいと思う人もいれば、生活のために働かざるを得ない人もいて、いろいろなニーズにどう対応していくか、そもそもニーズがどういうものにどれくらいあるのかっていうのも知らなければならないし・・

じゃそういう人たちにどんな仕事をお勧めするかとなると正社員がいいのか、契約社員がいいのか、はたまたフルタイムかパートタイムか・・も考えなければならないし、そうそうどのの時間帯に働くかもあるし・・

生活のために当面の仕事を見つけるとしても、そんな人たちは家計のにないでだろうから、これからずっと収入を確保するためには若いうちに何をやっておくべきか・・

いろいろ調べたり、考えたりすることがあって、それだけでも結構時間取りそうですが、本来現場がすべきはこういうことをやっているってことをPRして利用者を増やすことであったり、私たちを通じて人を採用したいと思っていただけるよう企業様との関係を構築していくことでしょうから、あんまり考えていないで足を使っていかなければと思うところです。

そうそうタイトルの九州を忘れるところでした。子育て中の女性・・雑誌や新聞、それから経験者の著作にしても全国的に出版されるものは基本東京の方々の実態。九州はまだまだ田舎。嫁っていうこだわりがあったり、あくまで夫の補助的労働って考える人が多いのかなって思います。ここのところもできるだけ正確な実態の把握とこの地にあった方法を考えていかないといけないですね。

ある面、教科書なし!

2013年4月 8日 (月)

関東圏と地方の違い~「働くママ、大学院に通う」日経新聞2013.4.8夕刊

今日の日経新聞夕刊で「働くママ、大学院に通う」という記事を見つけました。記事には二人の事例があがっていますが、お一人はシングルマザー。

平日火曜日と水曜日は18時半、土曜日は16時半からそれぞれ3時間の講義。日曜日は朝から夕方まで集中講義。そして小学校高学年のお子さんの子育て。
大学院に学ぶ前に既に女性初の部門長クラスのマネージャーとして働いておられたそうだから、それでも学ぶパワーが凄い。

それとも東京近郊はそうして勉強をしておかないとすぐに追い落とされる厳しい環境なのか?

記事にあがっているもう一人の方は、海外留学も予定されているとのこと。

記事にあがっている例は2つだし、記事に取り上げるくらいだから関東圏でもまだまだこういう事例は少ないのかもしれないけれど、九州とは違うなあと感じます。

私も7,8年前に専門職大学院に行きました。昼間は仕事をして夜講義、土曜日も講義がありました。私の場合、下の子どもが高校生だったので子どもにほとんど手がかからなかったけれど、子どものいる40代のおばさんが大学院で勉強することについて、肯定的には見られてなかったように思います。
とてももの好きな人のように思われていたような・・同じ教室で学ぶ周りの女性を見ても独身であったり、結婚していてもまだ子どもがいなかったり・・

女性だからと甘えず働きたいから、子育てや家事と折り合いをつけて勉強を続けたいと思っていても、女性がなんでそんな無理をするの?って空気を感じていた。

それから10年近く経とうとしていますが、学び続ける女性に対し、周囲の目線は「お嬢さん、頑張っているね」って感じ。

実は東京近郊もあんまり変わらない状況かもしれないけれど、少なくともどんな環境でも学びたいっていう女性のことを肯定的にとらえてもらえているのかなあと・・・

九州の女性が、職場の中で女性である前に人間として見てもらえるのはいつになるのか?
どうしたら同等に働く者として接してもらえるのか?

検討もつきませんけれど・・

ぶつぶつ文句を言ってばかりじゃなく、おかしいと思っている人が、記事にあるような先行事例をしっかり分析してヒントでもいいから見つけないといけないんでしょうね。

2013年4月 7日 (日)

成功例から突破口を探す~「保育所かけてママ一揆」2013.4.7日経新聞朝刊

本日日経新聞の朝刊一面のシリーズ「規制 岩盤を崩す」の3回目は保育所。
私は下の子どもが大学を卒業してしまい、このところずっと言われている「保育所が足りない」という話を遠い世界の話として聞いていましたが、少子化の中、子どもを産みたくても預ける保育所がなくて子どもが産めない。。なんておかし過ぎる話だなあと・・・
少子化で日本の人口がどんどん減っていくことに危機感を感じていながら、なぜ認可保育所が増えないか? 
予算がないから・・だけではないいろんな思惑があるんでしょうね。。
それはともかく、日経の記事の中には「横浜市の奇跡」として横浜市の待機児童が解消しつつある話が書かれています。
「独自認証を含めた認可外の活用や民間業者の参入を進めた結果だ。」とありますが、「市独自の「送迎保育」」=「出勤前に近くの保育所に預けると、空きがある別の保育園に送ってくれる。」のだそうです。
将来は社会を支える存在になる子ども。社会全体で子どもが育つ環境を整えないといけない。私みたいに子育てが終わったものもいま子育てをしている方、その子どものサポートをしないといけないと思います。
何をするのか・・制度を整備するところに“おかしい“と言い続ける。

それだけではなくて横浜市みたいな取り組みを見つけて自分の住む地域でも同じような取り組みが出来ないかを考えてみる。
子育てで苦労している人たちと情報を共有する。そんなことが必要なようですね。

そして、子育て中ではない人は・・・大変そうだなと感じたら、声をあげている人たちと一緒に声を上げることならできるかな。
認可保育所はなかなか整備されない。整備されるのを待っていると子どもが大きくなってしまう。国の無策に怒っているだけじゃだめなんですね。

国が動いてくれない。

それで以前は諦めるだけだったものが、自分たちでできることをするに変ってきた。
地元自治体が知恵を出して別の方法を見つけたりもする。
地方が、地域が国とは違った動きを始めている・・・この記事からそんなことも感じました。

2013年4月 6日 (土)

働き方 ~「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」今野晴貴著から

文春新書の「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」を読みました。

3年間労働相談を担当してみて、ひどい企業さんが結構いる・・なんてもんじゃなくてどうしてこんな企業ばかりなんだろうってがっかりさせられてきて、この本に出ている事例はけして東京や大阪など企業が集中しているところばかりじゃなく、日本全国どこにでも起こりうること、起こっていることだって言えます。
それでも「ブラック企業」と一括りにしてしまうことが、問題を単純化してしまい、本質を見えなくしてしまうんじゃないかとも考えています。
この著書の中でも「ブラック企業」が何なのかは定義しづらいようでした。。。
極端な事例があって、そればかりに目を向けて読んでしまうと本当なの~となってしまいますが、たとえば社内で自分が被害者になった場合の対処の仕方であるとか、会社との争い方については、労働相談機関が相談を受けた際に伝えることと同じことが上がっていて、労働相談を実践で行って、その中で日々考えておられるんだろうなと想像ができます。
職場のことで何か問題を抱えていて、公的な機関に相談したら大事になるんじゃないかと心配して何もできずにいる方は、まずこの本を読んでみられてはどうかと思います。
公的な機関に相談しても本人が望まない限り、会社に知られることはないから思い切って相談して欲しいなあと思うのですが・・
会社は個々の人間の活動で成り立っているのに、人を大切にしないで会社が存続できるはずはないのに、と思うのですが、人間から欲望が消えない限り、人を使い捨てにする会社はなくならないのかもしれません。
そうすると公的機関が啓発を行って、個々の企業が対応するのを待っていても何も変わらないから、やはり社会的にブラック企業が成り立たない仕組みなり制度が必要なのだろうと思います。何をすればいいのか? この本の「第8章 ブラック企業への社会的対策」から自分たちにできることがないか、もう一度読み直したいと思います。

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