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2013年4月 6日 (土)

働き方 ~「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」今野晴貴著から

文春新書の「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」を読みました。

3年間労働相談を担当してみて、ひどい企業さんが結構いる・・なんてもんじゃなくてどうしてこんな企業ばかりなんだろうってがっかりさせられてきて、この本に出ている事例はけして東京や大阪など企業が集中しているところばかりじゃなく、日本全国どこにでも起こりうること、起こっていることだって言えます。
それでも「ブラック企業」と一括りにしてしまうことが、問題を単純化してしまい、本質を見えなくしてしまうんじゃないかとも考えています。
この著書の中でも「ブラック企業」が何なのかは定義しづらいようでした。。。
極端な事例があって、そればかりに目を向けて読んでしまうと本当なの~となってしまいますが、たとえば社内で自分が被害者になった場合の対処の仕方であるとか、会社との争い方については、労働相談機関が相談を受けた際に伝えることと同じことが上がっていて、労働相談を実践で行って、その中で日々考えておられるんだろうなと想像ができます。
職場のことで何か問題を抱えていて、公的な機関に相談したら大事になるんじゃないかと心配して何もできずにいる方は、まずこの本を読んでみられてはどうかと思います。
公的な機関に相談しても本人が望まない限り、会社に知られることはないから思い切って相談して欲しいなあと思うのですが・・
会社は個々の人間の活動で成り立っているのに、人を大切にしないで会社が存続できるはずはないのに、と思うのですが、人間から欲望が消えない限り、人を使い捨てにする会社はなくならないのかもしれません。
そうすると公的機関が啓発を行って、個々の企業が対応するのを待っていても何も変わらないから、やはり社会的にブラック企業が成り立たない仕組みなり制度が必要なのだろうと思います。何をすればいいのか? この本の「第8章 ブラック企業への社会的対策」から自分たちにできることがないか、もう一度読み直したいと思います。

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