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2013年10月26日 (土)

「思いっきり仕事をすること」と「血筋・人脈、既得権」

この二週間、「ロスジェネの逆襲」「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」「華麗なる一族」を読んでいました。
「半沢直樹」ブームにあやかった(?)「ロスジェネの逆襲」の新聞広告にちょっと仕事で落ち込んだ感性が反応し、読んでみたらおもしろかった・・・
読んで、自分も自分が納得する仕事をしたいなあ~なんて思って(小説読んでこの発想は、単純で恥ずかしいですが・・)、ついでにかつて読んだけど、ほとんど内容を忘れた前の2作を読み返しました。
さらに、池井戸潤氏のこの銀行ものは、案外銀行の実態に近いものがあるとかいう何かの記事を思いだして、小説で銀行のことがわかるなら、じゃあ他の銀行ものを読んでみたいなあと山崎豊子氏の「華麗なる一族」に手をつけて・・

こちらの方は銀行内部の話より、既得権を握った人たちの攻防を大企業と銀行、政・官の関係を絡めて描いているものでした。

フィクションといいながら、まったく現実と離れたものではないと考えると、これは終戦後の復興期以降の話ですが、権力構造はいまでもあんまり変わっていなくて、戦後権力を手にした人たちがいまも日本社会を動かしているんでしょうね。

歴史を振り返って、武家中心で庶民がないがしろにされていた時代であるとか、人権なんて無視されて国のために・・って言っていた時代に生まれなくてよかったなあなんて思っていたんですが、いまだって「日本のため」なんて言っている政治家や経済界の人たちが、実は自分の保身しか考えておらず、自分のために政策や企業の方向性を歪めているとすれば、自分のできる範囲で日本を変えていこうと思っているけなげな人は救われないなあなんて思ってしまいました。

しかし、再度歴史を振り返って考えれば、人民のために(あるいはお客様のために)・・・なんて徳政を行った人、政府、組織なんて、ほとんどなかったわけで、結局人間のすること、「自分」があってこそですから、自分がかわいくて自分のことしか考えられない政治家や経営者を見ても、まあ仕方ないと思うしかないでしょうね。

ということで、池井戸氏の半沢シリーズと華麗なる一族、全くつながらない話のようですが、
腐った権力に辟易していて、それをぶつくさ批判するのもいいですが、そこは人間の性は変わらないと諦めて、批判をして無駄な時間を使うより、一度限りの人生、自分の思う道を一生懸命進んだ方がいいなと思うところです。

それとも一生懸命努力して、既得権益側につきますか?

ところで、

かつては戦争や革命で権力者が交替してきたのですが、先進国では既存の権力を破壊するような事態は起こりそうにもなく、あらゆる分野で既得権益が守られて、ますます持つ側と持たない側の格差が開いて行くんでしょうね。

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