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2013年11月 1日 (金)

「日本人へ 危機からの脱出篇」塩野七生著

言わずと知れた『ローマ人の物語』著者の著作です。

“日本人へ”は既に『リーダー篇』と『国家と歴史篇」が出ていますが、私はこの『危機からの脱出篇』が一番面白く読めました。

民主党政権から自民党政権への交替、東日本大震災の前後と最初と最後では日本のおかれた環境が様変わりしていますので、その間の著者の考え方を追って読むのも面白いです。

最初の章で「政治家の役割は、ニーズを汲み上げることではない。ニーズを解消することのほうにある。」ってところで、まさに!な表現だなって思ったり、


“若者たちへ”の章で、若者たちのシラケが、やる気のなさではなく、「負けるんではないかという怖れからきているのではないか」って視点にそういう見方もあるのかと思ったり・・・

“最近笑えた話”で社内英語化について書かれているところは、長年イタリアに住んでいらして、イタリア語が流暢で、その著者が言われているから、一理ありかなと・・
海外に居ながら、日本人向けの仕事もするから日本の今もご存じで、日本もイタリアも愛しておられて・・・

新聞や雑誌で見かける日本論とは異なる日本論を読みながら、海外に出て外から日本を見なければいけないというけれど、海外に出れば自然に何かがわかる訳ではなくて、著者のように、深く、常に本質は何かを問いながら物事を考えることが大事だなって思いました。

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