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2013年11月 2日 (土)

長期的な視点に立った“仕組み”

仕事の関連で、8月31日号の週刊東洋経済を保管しています。

特集は「職場のお荷物か?戦力か?ワーキングマザー」です。
パラパラと読み返しながらあらためて、企業に長期的な視点が欠けていると感じます。

子育てをしている女性は、残業ができない。
会社に残って長時間働く人の方が、評価される。
とにかく忙しくなって通常の勤務時間で終わらない場合は、残業をさせればよい。社員も残業をすればいいと考えてしまう。
人は機械じゃなくて、生身の生き物だから疲れる。疲れを回復させるためには時間が必要。
そんなこと、会社は知ったことじゃない。
人は一つずつ年を取る。それぞれの年齢相応に家庭を築いていきたいし、そのためには、その時間も必要。
そんなこと、会社は知ったことじゃない。
しかし、雇っている人が身体を壊したら大変だし、家庭を築けなかったら将来の労働力が生まれない。
長期的な視点を持ったら、それはすぐに思い当るはずだけれど・・・
日々のやりくりで手いっぱいという会社ならともかくも、中期、長期計画を立てる会社ならば、そこで働く人が生身であることを考えて欲しい。

将来入ってくる人材が生まれて育っていくため、今いる社員さんたちが家庭や社会でも充実した生活が送れるように考えて欲しい。

もちろん今いる社員の子を採用するわけではないけれど、それぞれの企業が自分ところくらいいいでしょう、って発想だとどうなるか・・・?
それから仕組みを作るって視点も欠けている。
子育て中の女性は子ども優先だと短時間勤務、子どもが病気になるとお休み。
だから使えない・・・・
でも、例えば短時間勤務しかできない人を組み合わせるとか、病気になった際の対応を決めておくとか・・・
幼稚園に子どもを通わせているお母さんが、夏休みは働けないって言っていて、私たちはそんなこと言ったって、夏休みがあるようなそんな都合のいい働き方ができるかって思っていたんだけれど、その方曰く、夏休みになったら学生さんたちは逆にその時期働きたいと思うから、夏休みだけ働きたいと思う方とセットにすれば可能性はない?
なるほど・・・ライフスタイルが多様になって、ニーズも多様になっている。

働ける人どおしの時間をうまく組み合わせるのは、パズルみたいで難しいかもしれないけれど、できないことはないかも。
今後、高齢化が進んで、人口も減っていく中で、どうにか労働力を捻出しなければならなくなって、仕組みを考えるようになるかもしれないけれど、今のうちに考えておいた方がいい。
企業の将来を考え、長期的な視点に立って仕組みを考える。
子育て中の女性を活用できるかどうか・・・企業の力量が問われていると思うんですけど・・・

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