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2014年3月25日 (火)

「食卓ルネサンス」日経ビジネス2014.3.24号

日経ビジネス誌、最新号の特集はかなりショックを受けます。

『「食」の常識が変わっている。作らない、家族別々に食べる、コンビニで団欒──。個人のライフスタイルの変貌は、食卓の既成概念を壊し、新たな時代へ向かわせる。100兆円に迫る巨大産業は今、岐路に立つ。』
とトップにあります。

そして2部構成になっていまして、

パート1が『さらば「食卓信仰」』

パート2が『企業が創る食の現実』

パート1では、日本の食卓の2つの大きな潮流として、『家族であっても別々の食事を取る「個食化」と、調理の手間と時間を極力減らす「作らない化」』をあげています。
作らない化としてコンビニにイートインコーナーが設けられていることや宅配弁当が増えていることがあがっていますし、個食化としてはスーパーが個人を基準とした品揃えを増やしていることなどがあがっています。

『何を手作り料理と見なすのか、その概念さえも変わってきた。本誌アンケートでは「『マーボー豆腐の素』に包丁で切った豆腐を加えてフライパンで加熱」「カット野菜で野菜炒めを作る」ことを手作り料理と認める人は5割に上った。簡便な調理方法の普及で、以前では「手抜き」とされがちだった手法も、多くの人が「手作り」と感じるようになった。』

料理は上手くないし、出来合いのものでもそれほど気にならない自分が読んでもちょっと抵抗があるところもあります。個食化の方は、以前から聞いていることですんなり入ってきますが、


『作らない化』は・・・確かに外食や中食、インスタント食品は増えていますが、『作らない化』と単語にされると食の変化がリアルに感じられて、気持ちが悪くなります。洗濯や掃除は外注しても食事は、たまに作らないことがあっても、やはり家庭の根幹をなすものだからと思っていたのですが・・・


パート2はもっと気持ちが悪い話です。

まな板も包丁も不要にしてしまう、加工済み食材、家から味付けを奪ってしまっている簡便調味料、1人前でも深夜でも配達する宅配、最初に出ていたコンビニあるいはスーパーのくつろぎ空間、食育を引き受ける企業

消費者はどこまで要求するのか? 企業はそれにどこまで応えるのか?

お金で買えるものは買う。その先にあるものは?

『育児の合間を縫って目じりを吊り上げながら自分が作るより、自分や子供にもストレスがかからない代行の方がよいと判断した。何より、子供とのふれあいの時間が増える。1回、1万7700円かかるが、それで「楽しい時間を買う」方が、家族にとってメリットがあると考える。』

『バラバラになった家族。一緒に過ごす時間の価値は、以前よりもはるかに高くなっている。調理にこだわるあまり時間を浪費し、もっと大切なモノを犠牲にはしたくない。そんな思いが、現代の家庭には溢れている。』

家庭の中で目じりを吊り上げてはいけないのか? 
生活するために働き、そのために家庭の中ではバタバタとしてしまう。それはないならない方がいいかもしれないけれど、家族みんなで、できないことをどうにかしてやっていこうとすることに意味があるのでは?

生きていくために必要な「家事に使う時間」を浪費と言い、それを節約して生み出す「もっと大切なモノ」って何か?

ストレスなく、ゆったりと過ごす。 

それは忙しい時間があってこそ、欲しいと思うものであり、価値があるものではないのか?

一雑誌の食に関する特集に過ぎないですが、「食」は生活の根幹だと思うから、この特集を読みながら、豊かになりすぎた日本が何か大切なモノを失っているように感じます。

幸せすぎる時間・・これがこのまま長続きするはずがないようなちょっと怖い感じも受けました。

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