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2014年7月21日 (月)

「農地集積バンク 始動  耕作放棄地の拡大防止 貸し借り仲介、成長促す」2014.7.21日経新聞朝刊

日経新聞に「農地集積バンク」という仕組みについての記事があったので、クリップしてみました。
 
「小さな農地を借り上げて大規模生産者にまとめて貸し出す農地中間管理機構(農地集積バンク)の事業が全国で動き始めた。高齢化や後継者不足で耕作放棄地が広がるなど課題を抱える農業を成長産業に変革させるため、貸し借りを仲介し経営効率を高める。担い手による農地利用を現在の5割から8割に引き上げようと意欲的だ。」

「耕作放棄地は農家の高齢化に伴って急拡大している。全国の農業従業者の6割超は65歳以上。1975年に13.1万ヘクタールだった放棄地は、2010年には3倍を超える39.6万ヘクタールに拡大した。滋賀県とほぼ同じ面積だ。」

農業を考える際に、経営規模が小さいことが問題になります。

記事にもあるとおり、耕作放棄地が増えています。しかし、積極的に農業を営みたいという方にその土地は渡りません。

農地としては使えないけれど、不動産として売れば、お金が入る財産ですし、他人に貸すと返してもらいたいと思った時にトラブルになるのではないか?
所有者はそう思います。

ということで、

「貸し手と借り手が相対で契約するのではなく、機構が間に入って仲介する。これで貸し手は所有権はそのまま「安心感」のある公的な機関に農地を貸せるし、借り手はまとまった広さの土地を借りやすくなる。」


と記事にあります。

公的な第三者が入ることで、安心感は出るかもしれません。

「4月に借り手の募集を始めた兵庫県では、企業や大規模農家などから応募が殺到。1カ月の募集期間で114事業体から農地を借りたいとの要望があった。賃借を希望する面積は計4300ヘクタール。同県が10年間で仲介すると定めた目標の2割が既に集まった計算だ。」

だそうです。

しかし、

「もっともこの制度はまだ走り始めたばかり。5月に12件、計6.3ヘクタールの農地を貸借した熊本県は「農地には用水路などの共有施設もある。農地を借りてそこだけ耕していればいいというものでもない」(農地・農業振興課)と指摘している。」
という問題も。
よそ者が入ってきて、もうけのために好き勝手なことをやっている。

人間がコントロールできない自然が相手の農業を営むためには自然の摂理と同じように、以前からそこに住んでいる方々が作ってきたルールも尊重することが求められます。

しかし、既成のルールは完ぺきではないかもしれません。ルールに従いながら違和感を感じたら改善を提案する。ゆっくりとしたペースで・・・そうして地域が良い方向に変わっていく

それにしても・・・

志高い人たちの取り組みが地域が変えている・・そんな事例を多く聞くようになりました。

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