« 「中外時評 週12時間の正社員 日本社会にイケアが一石」日本経済新聞2014.8.3日曜に考える | トップページ | 「平常心があれば集中力は生まれる」順天堂大学教授 天野篤氏 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー9月号 »

2014年8月 9日 (土)

「仕事のストレスは仕事で癒す」日本電産代表取締役社長永守重信氏インタビュー DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー9月号

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの9月号が届きました。今月の特集は「一流に学ぶハードワーク」です。
日本電産の永守社長のインタビューが載っていましたので、読んでみました。
成功している経営者の仕事を知って、普通は10分の1、100分の1でも真似をしたいと思うのですが、永守社長は別格。

とてもとてもとても真似ができません。

そのハードワークぶりを取材したインタビュー記事から、気になるところをピックアップしてみます。


「運が七割」という考え方

『なぜ全力で働くか。それは、努力が運を呼び込むからです。努力をしなければ、運は訪れません。これ以上やれることはないというところまで徹底的に極めて、初めて運が近づいてくるのです。運が七割、だからこそ運を味方にしなければならないと考えています。禅問答のように聞こえるかもしれませんが、努力するだけでは成功しないからこそ、懸命に努力するのです。人は人を裏切るものです。国家も時として国民を裏切ります。しかしながら、努力だけは絶対に人間を裏切りません。』
『思うようにならないことも数多くあります。その時は、自分の努力が足りなかったと納得できます。うまくいかない時に努力が足りなかったと思えることは、非常に大事なことです。
「これほど努力をしたのに成功しなかったのは、運が悪かったからだ」
世の中には、こう考える人がたくさんいます。しかし、結果が出ないということは、自分が思うほど努力をしていないと考えるべきです。』


凄まじい努力とその努力に見合う結果

『成功している人は凄まじい努力を重ねているものです。一流のプロ・スポーツ選手もしかり。彼らは「これでもか」というほど地道な努力を続けています。そのことの重大さに気づかない人は、彼らを天才で片づけて
しまいます。しかし彼らは天才ではありません。努力に見合う結果を残しただけです。』


「知的ハードワーキング」

『仕事で問われるのは成果です。必要なのは考える力です。つまり、ハードワークは時間ではなく質の問題に変わりました。勝つまでやる、成果が出るまでやる。それが知的ハードワークという言葉の意味です。長時間
働くハードワークで成果が出るのであれば、いくらでも長く働けばいい。しかし、いまのビジネスではそういう仕事はほとんどありません。
大事なのは生産性を高めることです。当社の給料が上がっているのは、会社がよくなって人が育ち、生産性が高くなったからです。


プラス思考

『小心者の経営者としては、経営判断をする時にどうしても悪い想定をしがちです。しかしながら、悪い想定をし始めたら行動することができなくなります。そこで私は、まずはプラス思考を大前提として決断し、その
うえで、リスクを見るようにしています。』
『私は、自分が想定した明るい未来を実現したいという強い思いがあります。そのためにはまず大胆に決断し、それから細心の注意でリスクを潰していきます。小心者であることが、むしろプラスになっているようです。』


ストレス

『疲れている時は、明らかにいつもの自分とは違います。そんな時に無理に深刻な問題に向き合うと、思考は必ず悪い方向へ流れてしまいます。重要な判断は、いつもと違う状態で行ってはいけません。悪い方向へ流れ
ていると感じたら、いったん切ることも必要だと思います。』


趣味

『趣味にしても思い切りエンジョイすることが大事なのです。嫌々遊んでも意味はありません。嫌々寝てもいけません。布団に入ってからなかなか寝つけないとイライラする人がいますが、そんな時には寝てはいけない
のです。遊ぶなら思い切り遊ぶ。寝るなら思い切り寝る。健康のために七時間寝なければならないという強迫観念に縛られず、眠くなった時に寝るだけでいいのです。』


ワーク・ライフ・バランス

『私は仕事だけでなく、プライベートをエンジョイする人も高く評価します。新入社員が入ってくると、必ず聞いていることがあります。
「君の特技は。自分の得意なものを言ってみなさい。私に勝てることや何か自慢できるものがあるかい」
それが仕事である必要性はありません。パチンコでは負けない。ゴルフなら負けない。そんなものを持った人間であればいいと思います。
私の友人にもそういう人がいます。俺は偉くならなくてもいい。人生をエンジョイできればいい。それが素晴らしい人生だったと心から思える人ならそれでいいのです。
しかし、自分の選択を後になって反省するような人に、私は納得がいかないだけです。
出世はできなかったけれど、素敵な家族と友人に恵まれ、狭いながらも自分の家を持てた。裕福にはなれなかったけれど、本当にいい人生を送ることができた。ワーク・ライフ・バランスを考えるのであれば、そう言える人生であってほしいのです。
自分が人生に何を求めているのか。この中身を明確にしなければならないでしょう。趣味を楽しんで定時に帰る一方で、仕事でも成功したい。そのような「いいとこ取り」が成立するとは聞いたことがありません。』


『懸命に努力し、仕事で苦しんだ分しか、仕事の成功はついてきません。ラッキー・パンチが一発当たるのは偶然にすぎません。人生を通じて仕事で成功したければ、人の何倍も努力し続けること。これがワーク・ライフ・バランスに対する、私なりの答えです。』


気になるところを抜き出しましたが、この記事まるごと面白かったです。

« 「中外時評 週12時間の正社員 日本社会にイケアが一石」日本経済新聞2014.8.3日曜に考える | トップページ | 「平常心があれば集中力は生まれる」順天堂大学教授 天野篤氏 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー9月号 »

ナカキラ的読書記録、参考本・参考資料」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1460910/57031523

この記事へのトラックバック一覧です: 「仕事のストレスは仕事で癒す」日本電産代表取締役社長永守重信氏インタビュー DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー9月号:

« 「中外時評 週12時間の正社員 日本社会にイケアが一石」日本経済新聞2014.8.3日曜に考える | トップページ | 「平常心があれば集中力は生まれる」順天堂大学教授 天野篤氏 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー9月号 »