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2014年9月28日 (日)

「介護職員賃上げへ 15年度、月1万円人手を確保」2014.9.28日本経済新聞

日本経済新聞の一面トップに介護職員の賃上げの記事がありました。

『政府は2015年度から介護職員の賃金を引き上げる。介護サービス事業者が受け取る介護報酬に職員の賃金を増やす原資を加算する。月額1万円程度の増額を目指す。介護は人手不足が深刻なため、賃上げで人材の確保につなげる。賃金以外に払う介護報酬は抑え、介護を支えるための保険料や税の負担急増を避ける方向だ。』

子育て中の女性の就職支援をしていて、就業期間にブランクがあることや、家事・育児を担いながら長く働くために、“資格を取りたい”という希望をよく聞きます。

ハローワークやその他公的な機関で実施されている訓練や講座のメニューは、パソコン、医療事務、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級 平成25年度変更)などがあります。

その中で事務系の資格については、パソコンは資格があったからといってそれだけで強みになるものではなく、プラスアルファー、これがあったら比較的有利というくらいなものですし、医療事務は民間も含め資格取得の講座がたくさんあって、この資格を持つ人が多く、かつ経験者が歓迎されますので、資格を取っただけではなかなか通用しないところがあります。

そのほか、いろいろな講座がありますが、人口動態や雇用環境を見ると、需要が増えることはあっても減らないだろうと思われるのは介護関連の資格だと思います。

同じく医療系の資格で看護師と比べると取りやすく、職場経験を積みながら自分の適性に応じて、例えば介護福祉士であったり、ケアマネージャーであったり、他の介護関連の資格取得を検討できる。

女性にとって、嬉しい資格だと思うんですが、なかなかお勧めできない。
それは、ハードな仕事の割に賃金が安いから。

心身が衰えていくそれぞれの高齢者に合わせて快適なサービスを提供するために、気配りがいるし、体力がいる。
それに見合うだけの給料が支払われているかというと・・・

介護事業は国が定める介護報酬に基づき事業が運営されているため、事業者独自に職員の給料を上げることは難しい。

今回のように国が介護報酬を引き上げないと改善は進みません。月額1万円程度、それがどれほどの効果なのかよくわかりませんし、「程度」とあるところ・・1万円を切る可能性もあるわけで、介護職員という仕事、待遇面から考えるとまだまだこれからかなあって思います。

ただ、この職種を目指すことを決めている皆さんは、待遇は気になるものの、働き甲斐に魅力を感じておられ、ご自身の想いを話されるお顔は、頼もしくって眩しいです。
 

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コメント

働き甲斐に魅力を感じているものの、生活ができずに離職していく介護士の方は多いそうですよ。理想だけでは食べていけませんから。

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