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2014年9月13日 (土)

「デザイン家電 なぜ日本は作れない?」日経ビジネス2014.9.15号

デザインで圧倒的な差がついていて日本の家電が売れていないという記事が日経ビジネスにありました。

記事は、日本から優れたデザインの家電が生まれないのは、日本人のセンスのなさではなく、日本メーカーの組織的な問題があるからだといいます。

日本のメーカーではデザインより機能が重視されており、その理由として

(1)過去の成功体験を捨てられない
(2)見た目より中身の生真面目な文化
(3)デザイン部門の“地位”の低さ
(4)家電量販店の影響力が強過ぎ
と4つが上がっています。

(1)過去の成功体験を捨てられない
機能性を重視するとその性能を確保するためにデザインが犠牲になるところが出てきます。
それでもかつては消費者も機能を追求していて、多少見た目が悪くてもそっちを選んでいました。
しかし、技術が発展していまや必要な機能はほとんど盛り込まれてしまって、いまの機能の違いは消費者から見ればあったら便利よね程度。
それよりも部屋において見た目がよいとか、使いやすいとかデザインで選んでします。
いまやそういう時代になっているのをわかっていただけてないんでしょうね。

(2)見た目より中身の生真面目な文化
中身=性能は数値化がしやすい。それに対して見た目は数値化が難しいというより、できない。
記事には「定量的に比較できる機能による差別化の方が社内で評価される空気が厳然としてある」とあります。
記事では「生真面目な文化」という表現をしていますが、生真面目というより、責任回避、無難な選択
アップル社の新製品発表を見て、それが演出とわかってはいるけれど、製品開発の現場ってきっとワクワクしているんだろうななんて想像している消費者にとって、他者との違いを見せなければ、それは数字が一番だなんて考えて製品開発しているなんて・・・消費者が何を求めているかなんて考えていないんだろうなってがっかりします。

(3)デザイン部門の“地位”の低さ
どうしてそういうことが起こるんでしょうね?
デザイン軽視というのはメーカーだけに限らず、日本中どこでもそう。
道路標識、公共の建物、その他諸々、デザインにお金をかけたくない・・・
記事中「日本では、デザイン部門が単なるコストセンターとして位置付けられている家電メーカーが多い」
・・・生活用品は機能さえ充実しておけば、美しさは二の次。文化レベルに低さ、美的感覚の鈍さでしょうか?

(4)家電量販店の影響力が強過ぎ
デザインの良い海外メーカー商品が並んでいるから、日本メーカーは機能重視の製品を納めてくれればいい・・・これはわかりやすい。
家電量販店に愛国心を求めるのは無理でしょう。
・・と記事を追っておりますが、この記事を読んでいて、消費者として物へのこだわりを考えてみました。

ここは家電の話なのですが、家電から離れて・・
例えば手帳・・毎年時期になるとどれを選ぶかとても悩みます。
気に入ったものが見つかって自分のものになって来年の予定、はたまた文字に残して読み返したいことを今年の手帳から書き写して・・・
たかだかモノに過ぎないけれど、その“モノ”を使いながら次の年を想像する。

例えば家族から贈られた物、いまはいない家族が使っていた物・・・もはや単なる“モノ”ではありません。

お金で買える“モノ”にこだわるのが、つまらないことのように思われることもあるけれど、それでも大切なもので気持ちが癒されたり、気持ちを切り替えたりできる。

豊かになった日本の中で、いまやモノはその本来の目的以外に意味を持っていて、だからできれば美しいもの、見た目の良さがあって欲しいんだろうなって思います。

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