« 「短時間勤務で人材確保」2015.3.8(日)日本経済新聞朝刊 | トップページ | 何もせずとも時は流れる »

2015年3月15日 (日)

「イスラム同士のみが過激派を緩和できる。日本は人道支援でそれを支えよ」日経ビジネス2015.3.16 日経ビジネス2015年3月15日号

「賢人の警鐘」という連載、今週は諏訪中央病院名誉院長鎌田實氏の執筆で、過激派組織「イスラム国」について書かれていました。

病院の先生と過激派組織、結びつかないようですが、先生が代表をされている日本イラク医療支援ネットワークが拠点を置いていた地域が、アメリカ軍を中心とした有志国連合がイスラム国対策で空爆を行った地域だそうです。


多くの日本人は報道を通じてしかこの問題を知りませんが、現地を知っている先生は、報道とは違った視点でこの問題を見ていらっしゃるのかなと思います。

『キリスト教社会では神に代わり、自由主義や民主主義、資本主義が台頭して、モノや金に価値が移った。そして、資本主義は格差を生み、新たな不幸を生み出した。これを見て育ったイスラムの若者は「神は偉大なり」とますます強く思った。イスラムでは神は死んでいなかった。』

イスラム国に若者が惹かれる理由の一つに経済格差をあげておられました。

それから、列強のエゴによる『民族や宗教の違いを無視した国境の線引きは、忘れがたい憎悪を残した。』

欧米に対する憎しみが、やはりイスラム国に惹かれる原因の一つ。

『米国や欧州の人々が「イスラム国」を説得できるとは思えない。イスラム同士が、お互いに生きやすい社会を築くにはどうすべきか、問題を解決してもらうためにも、ぼくたちは困難な状況で生きているシリアやイラクのイスラムの難民たちに手を差し伸べ、病気の子供たちを助けたいと思う。そうした愛を示すことなくして、世界に平和はやってこないだろう。日本の行く道はあくまで非軍事、人道支援にこだわるべきだと思う。』

当事者でないものが、力で問題を解決しようとしても難しいこと。
自由主義や民主主義、資本主義に向かう方が正しいとは必ずしもいえないんじゃないか? 

所与のものとしている自由主義や民主主義、資本主義について、その良さ、あるいは問題点を自分の頭で考えてみること。

そして、『日本の行く道はあくまで非軍事、人道支援にこだわるべき』・・・周りが平和すぎて、イスラム国が遠いことにしか感じられないけれど、命の危険に脅かされている地域に対し、日本がどう対応すべきか、一人ひとりの日本人が、もう少し考えないといけないと思いました。

« 「短時間勤務で人材確保」2015.3.8(日)日本経済新聞朝刊 | トップページ | 何もせずとも時は流れる »

備忘、メモ(考えたこと、感じたこと)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1460910/59280875

この記事へのトラックバック一覧です: 「イスラム同士のみが過激派を緩和できる。日本は人道支援でそれを支えよ」日経ビジネス2015.3.16 日経ビジネス2015年3月15日号:

« 「短時間勤務で人材確保」2015.3.8(日)日本経済新聞朝刊 | トップページ | 何もせずとも時は流れる »