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2015年7月

2015年7月20日 (月)

力を合わせて一緒に・・が苦手なのでは?

ベストセラーになっているデービット・アトキンソン氏の「新・観光立国論」を読みました。

日本は観光で稼げるものを持っているのに稼げていない。おもてなしなんていいながら、外国からのお客様の視点に立ったサービスができていない。

というのが、私流のこの本の要約ですが、示唆に富んだ本でいろんなことを考えさせられました。

観光で稼ぐというなら、今あるものの見せ方を工夫してお客を増やすなんてことではなくて、お客様の好みに合わせて環境を整備しなければならない。

「稼ぐ」って言葉を使うことの厳しさを感じました。

ところで観光という本筋から少し離れてしまいますが、外国人に受け入れられない原因の一つに言葉の問題がある・・外国語の表示が少ない、通訳が少ないということを考えた時に、日本人が外国語を覚えることも大事だけれど、留学生として来ている人たちをもっと活かしたらいいんじゃないかと考えていて、ふと・・

日本人って割と自前でやってしまうよね。もっと言うと自分でやろうとするよねって思いました。

自分が能力を身につけて人とは違うことをする。

それぞれ異なる能力を持った人が集まって何かをするんではなくて、まず自分が思いついて、自分で(自分の魅力で、あるいは自分が説得して)人を集めるって発想の方が強くないか?

どうしてそんな発想になるかというと・・小さい時から、自分が能力を身につけて何かをするってことばかり考えさせられているんじゃないか。

自分がいい成績を取っていい学校に入って、いい会社に入るかどうかは別にして、いい仕事をする。

最近はどうかしらないけれど、自分の頃の学校教育では、何にしても個人が中心で、グループで何かをするっていうのが少なかったんじゃないか?

グループで目的を達成するために、それぞれがグループの中で自分の役割を見つけて、他と協力する。メンバーを見て、リーダーが誰なのか、自分がどこを担うのか。みんなで協力できるように何をして、何をしないか・・・。

個人が必要な能力を身につけることは大事で、そのために個々が努力しないといけないけれど、でもどんなに優秀でも一人でできることは限られているので、周囲といかに協力していくか。

自分が気に入ったメンバーだけが集まればいいけれど、そうじゃない場合もある。そんなときに自分が苦手なメンバーといかにうまく付き合っていくか、目的を達成するためにどう活かしていくか。

自分の周りの人で、そういうことが上手い人があまりいないような気がします。それってやはり教育?訓練?されていないんじゃないか。

日本に観光客を呼び込むためには、外国語での紹介が必要。そのために多くの日本人が外国語を勉強する。
それも大事だけれど、留学している外国人も巻き込む、一緒に日本の観光を考えていく。
言葉は母国語として使う人が一番うまい。だから一番うまい人にやってもらう。それ相応の報酬を払って一緒に仕事をする。

自分がすべて考えて作っていくんではなくて、できる人が集まって作り上げていく。

日本人ってそれが苦手なんじゃないかな・・・なんて考えましたが、この考えどうですか?

2015年7月13日 (月)

九州オルレ~地域が輝くヒント

タイトル・・地域活性化という言葉を使いたくないので、“地域が輝く”としてみたんですが、これもどうもしっくりしません。。。

さて、この週末に有志で続けている勉強会に参加しました。

その際に九州全域の観光の取り組みについて、話を聞いたのですが、その中で「九州オルレ」が印象に残りました。

オルレは韓国語だそうで、自然を歩くトレッキング、そのコースのことをいうそうです(ちょっとニュアンス違うかも)。

韓国の済州島で始まった「済州オルレ」がすごい人気で、それを九州でもということで、済州オルレ監修の下、九州でオルレコースを作っているそうです。

詳しくは 九州観光情報サイト九州旅ネットで九州オルレをご覧ください。

それで何が印象に残ったかというとコースの作り方です。

オルレは単に自然を歩くだけでなく、その地域の風景や文化を楽しむものだそうで、そのため、コースを作る際は地元の人しか知らないものを織り込むそうです。ですから地元の人の協力なしにはでき上がらない。

地元の人が協力してコースを作り、それをコースを認定するところの担当者が実際に歩いてコースを評価する。

そしてさらに監修者の済州オルレの方がこれまた歩いて、最終的な認定をする。
すごく手間がかかる。

でもそうやって地元の方も絡んで作ったら、愛着湧くと思うんですよね。

何か大きなことをやろうとするときはそれを取りまとめる組織がなければできないけれど、実際にそのものを作る時はそこにいる人が中心となって、そこの人しか知らないことを入れて作っていく。

地元のモンしか知らないぞ~・・・的なものでこそ、その地元の方々が作りだしたものを大切にして守り育てていく。自分たちでやっていく、やれるってことが一番大切かもって思います。
でも、この取り組み、アウトドアに縁がない私、チラリと聞いたくらいでした。

知る人が知るものなんでしょうが・・いや私だけが知らないかも・・手間ひまかけて、パンフレットもお金をかけて作っているようですが、それをその筋(笑)ではない普通の人の多くが知っているものにするためには、別の工夫が必要なんでしょうね。

2015年7月11日 (土)

仕事って何だろう

うかうかしていたら1年も半分が終わり、7月はもう既に10日が終わってしまいました。

さて、私の事務所のトイレには、いつも生花が飾ってあります。

Photo

入居事務所の方が飾っているのではありません。

ビル管理会社の清掃を担当している女性の方がいつも活けています。
聞くところによると通勤の途中で道端の雑草を見つけて、事務所まで運んで来られるそうです。

とてもセンス良く飾られています。

仕事に行き詰った時、トイレに行くとこの花が目に入り、癒されます。

ビルは6階建てで小さいですが、それでもトイレは男女合わせて12個あります。

とても手間のかかる作業だと思うのですが、もちろんこれは業務項目の中には入っておらず、その女性が、たぶん休憩時間を使って自主的になさっています。

自分が掃除をするところをよりきれいにしておきたい・・・という気持ちなんでしょう。

一方事務所の中を見ると・・・決められた時間、事務所の中にいればいいと思ってるんじゃないかと疑ってしまうほど、緩い仕事をする人とか、自分のことだけを考えていて、その人が動くことによってかえって問題がこじれてしまう人などが・・・。

数の違いはあっても、どこにでもそんな人がいるし、いままでもいたとは思いますが、ただ、そんな人が増えているような気がします。

会社の採用されて、決められて時間会社にいて、命じられた仕事をしていれば給料をもらって当然。
確かに労働基準法では仕事の質は問われない。

でもね・・・それでいい?

居るから給料が支払われるんじゃなくて、貢献しているから給料が支払われる。

何よりも給料をもらうから仕事をしているんではなくて、自分の時間を仕事に使うなら、そう自分の時間を使うなら、最高の時間にしたい。自分の時間を楽しみたい。

仕事の質が給料に反映されないなら適当に仕事を・・・と思う個人もどうかと思うけれど、社員を物のように簡単に辞めさせてしまう会社や組織が増えていることもあるのかもしれません。

起業をする人が少ないとか、リーダーシップがないとか、グローバルな視点を持つ人が少ないとか・・・とにかく日本が沈んでいる理由を引っ張る側の人間の問題でばかり語られるような気がしているけれど、

一人ひとりの労働観、特に現場に近い側の人たちに嬉々として働こうって気持ちを持つ人が少なくなって、日本の元気がなくなっているんじゃないかな~。

最初の女性の話に戻って・・

花を飾ってもお金をもらえるわけではない。極端すぎる表現ですが、お金が動かないならGDPに貢献はしない。

けれど、そのビル内の人がその花を見た時に癒されたり気分転換できる。
気分転換できれば、いい仕事ができる。

自分の仕事に誇りを持って、自分で何をすべきかを考えて、プラスαの仕事をする。それが周りにいい連鎖を拡げていく・・・そんな仕事がしたいな!

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