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2015年8月 1日 (土)

「訪日客爆買い頼みの限界。・・・」日経ビジネス2015.08.03号 賢人の警鐘

日経ビジネスの連載記事「賢人の警鐘」、最新の記事は伊藤忠商事前会長の丹羽宇一郎氏です。


丹羽氏の発言はいつも納得できるものばかりで、直接お話を伺える機会はないので、雑誌などの記事を見つけるとまず読みます。

さて、今回のタイトルは「訪日客爆買い頼みの限界。『観光立国』としての学問体系の早期確立を」です。

日本の強みと言われてきた産業、例えば製造業が世界の中で様々な原因から急速に力を失う中で、これから日本が力を入れる産業として「観光」が出てきています。


観光に携わるためには、各国の歴史や地理、外国語を学んだり、芸術に触れたり、自分の生き方そのものを考えたりしなければいけないのではないかと思っており、50代になった自分がこれから学ぶ領域として魅力を感じています。


今後何らかの形で観光に関わる仕事ができたらいいなと思っています。

観光が何なのかを知るためには今までの経験に加え、時間をかけて実際にその土地を回る経験が必要だと考えていて、退職後に時間ができるだろう中高年こそまさに、いまから取り組める領域じゃないかなと思っております。
そんなちょっと関心を持っただけの私にも、


日本はいま、観光をどう捉えているのか? 


あたかも日本の文化だけが優れているようなPRが外国の方にどう映っているのか? 


なんて感じることが多く、素人はこんなふうにみているけれど、本当はどうなの?と新聞や雑誌で観光とタイトルがつくものを見つけると目を通すようにしています。

ということで、丹羽氏の観光の記事です。前置き長いです。

記事はミラノ万博の日本館の様子から始まり、その展示で感じたことやイタリアやスイスの観光地の素晴らしさに言及されております。

そして欧州の観光産業に比べて、

『一方、日本がどうか。昨今、訪日外国人の急増によって「インバウンド消費」の拡大に期待をかける声が高まっている。私はそこに危うさを感じずにはいられない。』

『国も地方自治体も企業も、いかに観光客にモノを売るかという発想に偏り過ぎていないか。観光を担う人は、もっと積極的に海外トップクラスの観光地を訪れ、観光客を感動させる本質的な価値は何かについて、深く考えた方がいい。』

『カネは追いかけると逃げていく。必要なのは、相手の「心」を追いかけることだ。それがビジネスの鉄則だ。』

『日本に来て、日本にカネを落とそうと考えてもらうためには、訪日客のカネを追いかけることではなく、心を動かすことだ。それには、観光客を感動させるしっかりとしたマネジメントが欠かせない。それには、観光客を「学問」として確立することにほかならない。』

記事は観光を学問として確立すること、人材を輩出することでまとめられていますが、まさにそうだと思います。

最初に観光産業に関心を持った話を書きましたが、関心を持って、例えばこれから大学で学び直すというのはどうかなと考えて、大学を検索してみたんですが、観光に関する学部のある大学がとても少ないことがわかりました。

いま、観光ということでとても盛り上がっています。いまは異常な盛り上がりではありますが、ずっと昔から観光について考えられていなかったわけではありません。でも・・・


大学で学部を設けても人が集まらなかった?

教える人がいなかった? 

『私(丹羽氏)は日本の今後の成長分野は、「技術」「農業」「観光」だと考えている。その中で、学問として確立していないのは、観光だけではないか。技術も農業も、しっかりとした学問体系がある、しかし、観光ではそれが遅れている。』

大陸とは切り離され島国として歴史を刻んできた日本、諸外国とは異なる文化、温暖な気候と四季が見せる美しい自然、日本人が素敵だと感じるものを外国の方にも感じていただきたい。

観光を学問的に学べる場所があって、よりよい観光産業を提供する。そんな環境が整ったらいいなと思います。

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