« 伝承 | トップページ | 過去からの気づき~捨てられないメール »

2015年8月15日 (土)

「得意なことより好きなことを追求する」DIAMONDハーバート・ビジネス・レビュー2015年9月号

今月のハーバード・ビジネス・レビューの特集は、「稲盛和夫の経営論」。

稲盛氏のことについては、いろいろ読んでいるんで新しい発見は少ないですが、じっくり読んでいます。

それよりも巻頭言がすごい。たった1ページなんですが、私にはとても濃い内容でした。

「得意なことよりも好きなことを追求する」 

プロ・ゲーマーの梅原大吾さんの記事です。

ゲームの世界に全く縁がなく、梅原大吾さんと聞いても「誰?」という感じなんですが、ゲームをしている方にとっては神みたいな方なんですよね。
そんなこの方をまったく知らない私にも、この1ページがガツンときました。

11歳で格闘ゲームに出会って、会った瞬間魅了され、17歳で世界大会で優勝。

世界一になっても満足できない自分に気がつき、何のためにプレーをしているのかわからなくなって19歳でゲームの世界を離れ、そして次に選んだのが麻雀、

そこでもトップレベルになる。しかしゲームほど没頭できず、3年で辞める。

両親が医療関係で働いていたので介護の仕事に。

その時期は『一から頑張ろうという気持ちと同時に、「好きなことだけをやっていたから、人生に失敗した」という負の感情に支配されていた時期でもある。』とあります。

この一文だけで、梅原氏が置かれた状況・・・働かないといけないという焦り、周りからのプレッシャー、自分の人生を失敗だと考えてしまう若者・・が想像されます。

そして、

『その状況が、仕事の帰り道に、友人からゲームセンターに誘われたことで一変した。ゲーム機の前に座ってレバーを握った途端、かつての感覚が甦り、苦もなく連勝できた。「自分にはこれほどまでに特別なものがあったのか」と感動したのを覚えている。』

ゲームの世界に戻って、プロ契約の話が来て日本人で初めての「プロ・ゲーマー」になられるのですが・・・

『一心不乱に何かに打ち込むことは、その努力が報われないリスクを背負うことを意味する。挑戦したいが安全圏にもいたいというのは虫がよすぎる話だ。人は、リスクを負うからこそ成長でき、それが何かを成し遂げることにつながるのである。』

私たちは常日頃、一心不乱に何かに打ち込めば、何かしらを成し遂げることができると教えられます。

梅原氏の結論も一心不乱に打ち込めば何かを成し遂げるとなっていて、同じに見えますが、何かを成し遂げるために一心不乱になるのではなく、まず好きなことがあって一心不乱になる。

そしてその時は一心不乱になっただけの見返りがあるとは限らない。梅原氏はたまたま運が良かった。

安全圏にいて「好きなことをしたい」と言っているばかりで、結局その好きなことさえ中途半端。実は本当に好きなことが何なのかさえ、わかっていない。

読み終わって時、そんな自分の姿が映った鏡を見せられたような感覚になりました。


上手く表現できていないです、是非原文を読んでみてください。

« 伝承 | トップページ | 過去からの気づき~捨てられないメール »

ナカキラ的読書記録、参考本・参考資料」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1460910/61183596

この記事へのトラックバック一覧です: 「得意なことより好きなことを追求する」DIAMONDハーバート・ビジネス・レビュー2015年9月号:

« 伝承 | トップページ | 過去からの気づき~捨てられないメール »