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2015年10月18日 (日)

日本の男女平等はもはや女性問題ではない・・

男女平等について・・ 

かつて、かなり優れた行動綱領を採択できた北京「世界女性会議」から20年ということで、この20年を振り返るイベントや記事をちらほら見ますが、そんなイベントの一つに参加しました。

ざっというと国連を中心とした最近の動きについての報告でした。

自分は一市民としてやや物見遊山の参加でしたが、基調講演は日本を代表する女性、参加者をざっと見まわすと現・前・元議員さん、かつて自治体の幹部だった方々、大学の先生方など、&ほぼ女性でした。

日本では「男女共同参画」といいますが、「男女平等」の実現に取り組んでこられた方々が多く参加されており、50代から70代が多かったような。

熱い発言を聞きつつ、会場の雰囲気に圧倒されるばかりの頭で考えたことをせっかくなので、残しておきます。

○ 女性の問題をもはや一括りにするのは難しい

発展途上国においては、いまだ女性への暴力や略奪婚、参政権、教育の機会など、まだ人として当然にあるべき権利が与えられておらず、その対応が緊急の課題。

これに対し、選挙権や教育を受ける権利などは当然であって、その有難ささえわからずいわば“平等ぼけ”している日本(先進国全般と言っていいかどうかはわからないので、取りあえず日本)でも、まだ男女間に不平等があり、それを解消していかなければならない。
両者を同じ「女性問題」という言葉で議論していいのか?

明確に分けて議論をしなければいけないところが整理されていないのではないか?

○ 日本はもはや男女均等の取り扱いという問題ではないのではないか?

まず女性問題は最低限の人間としての権利、人権の問題から始まって、それからあらゆる分野への女性の参画が実現できて、男女平等が実現できると考えられてきて、平等の実現が女性側から男性と同等になることとして取り組まれてきたけれど、社会が急激に変化して、目指すところが変わってきたのではないかと感じています。

選挙や教育など男女の平等が法的には実現できている日本は、法は整備されたけれど実質不平等の解消、あるいは男性と同じようにあらゆる分野に女性も参画することが、少し前までのゴールだったかもしれないけれど、今は違うんじゃないか?

男性と同じように組織の中でトップになることが必要なのか? 子育てのために家庭にいることが問題なのか?

学校を出て企業に就職して、結婚したら、女性は仕事を辞めて専業主婦になる。男性は家庭は妻に任せて定年まで働く。

そんなモデルがとっくの昔に主流ではなくなって、今まで通りのモデルを生きる人もいれ
ば、リストラされて転職する人もいるし、女性もずっと働き続ける人もいるし、子育て後復帰する人もいる。

価値観が多様になって、男性型の生き方というものがなくなってきているのではないか?
標準というものがなくなって、どっかに合わせるっという考えはできなくなっているのではないか?

女性をリーダーにと言って政治家になったとして、一人の政治家ができることは限られている。政治家を目指すことが正解なのか?

仕事と家庭、対峙する問題なのか? 

「妻が仕事をする際に、夫がもっと子育てに関わるようになればいい」という発言が女性から出たけれど、子育てって妻がするもの? 

子は夫婦で育てないといけないし、もっと言えば、将来社会を背負ってもらうんだから、社会が、そして、会社の社員となるから、会社が育てないといけないんじゃない?

男性が家事や子育てに関わっていない、関われていないことが問題ではないか?

経済活動と同様に家庭内の活動も重要ではないか?

そういうふうに考えていくと女性問題はもはや女性だけの問題ではなくて、人がどう生きるかの問題で、男性に理解をしてもらうという問題ではなくて、男性も当事者。

結局は人間も動物で、個で生まれて個で死んでいく。だから野生動物が生きるために狩りをするように、個々の人間が生きるために経済活動をして、生きるために家事や育児をそれぞれができるようにする。

たとえ、ひとりになっても尊厳ある生き方ができるよう制度を整えておく。
というのが、男女平等が目指す究極の姿じゃないかなと。

個人のレベルで考えると
どう生きるかは個人の自由だから、妻が家事や育児に専念して給料を稼がないという選択をした時に、例えば夫が出て行っても死んでも困らないように夫婦で決めておく。

国家のレベルで考えると
一人になっても生きていけるように上手くいっているときはそれ相応の負担をしてもらって、一人になった時に生活できる社会保障制度を整備する。

こんな考え方、どうかな?

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