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2015年12月26日 (土)

「HARD THINGS(ハード・シングス)」ベン・ホロウィッツ著

ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2015の第一位「HARD THINGS」を読んでいます。

ランキングの解説には、「二位を大きく引き離し、年代や業種を問わずに支持され、堂々の第一位に輝いた。」と書いてあります。

間違いなく“いい!!”

ベンチャー企業の話である。アメリカのとても優秀な人たちの話である。しかし、こんなの雲の上の人たちの話よね・・ではない。

普通に働いている自分にも響いてくるものがたくさんあります。
自分がしていることがやはり間違ってないんだと感じさせてくれます。

もやっとやっていたことに、そういう意味があったんだとわからせてくれます。

イントロダクションの最初の部分を引用させてもらいます。

 『マネジメントについての自己啓発書を読むたびに、私は「なるほど。しかし、本当に難しいのはそこじゃないんだ」と感じ続けてきた。
 本当に難しいのは、大きく大胆な目標を設定することではない。本当に難しいのは、大きな目標を達成しそこなったときに社員をレイオフ(解雇)することだ。本当に難しいのは、優秀な人々を採用することではない。本当に難しいのは、その優秀な人々が既得権にあぐらをかいて、不当な要求をし始めたときに対処することだ。本当に難しいのは、会社の組織をデザインすることではない。本当に難しいのは、そうして組織をデザインした会社で人々を意思疎通させることだ。本当に難しいのは、大きく夢見ることではない。その夢が悪夢に変わり、冷や汗を流しながら深夜に目覚めるときが本当につらいのだ。
 経営の自己啓発書は、そもそも対処法が存在しない問題に、対処法を教えようとするところに問題がある。非常に複雑で流動的な問題には、決まった対処法はない。ハイテク企業をつくるマニュアルなどない。人々を困難から脱出させるためのマニュアルもない。曲を次々にヒットさせるマニュアルがないのと同じことだ。プロフットボール・チームでクォーターバックとして成功するためのマニュアルはない。大統領選を戦うマニュアルはない。会社が失敗のどん底に落ち込んだときに、社員の士気を取り戻すためのマニュアルもない。困難なことの中でももっとも困難なことには、一般に適用できるマニュアルなんてないのだ。
 ただし、こういう困難な経験から得られる教訓もあるし、有益な助言もある。
 私はこの本で難しい問題への対処法やマニュアルを提供するつもりはない。その代わりに、私がどんな困難(HARD THINGS)に直面したかを語ろうと思う。』

本の帯に日本電産会長兼社長の永守重信氏の推薦文があります。『成功者は気概と執念で修羅場を乗り切っている。国や業種を超え、仕事と人生に重要なことを教える貴重な本』

まさにそんな本だと思います。

今年はあまり本を読めなかったけれど、それでも何冊も素晴らしい本に巡り合えました。

来年もしっかり本を読んで、すごい本に出会いたいと思います。

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