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2016年3月

2016年3月20日 (日)

観光を振興する覚悟

3月半ば、熊本県小国町の温泉に行ってきました。
温泉が目的なのでいつも観光適当、下見なしです。

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温泉があるのは、ほぼ山近く、建物まばらなところです。
そんなところに行くとつい職業病が出てしまい、地域振興的目線になってしまいます。
それで今回もふと気がつくとそんな目線になっていました。
目的の温泉に行く際に、全国的に有名な黒川温泉の横を通りました。
車で通っただけですが、ちょうど観光バスから降りた方々が道路そばにいらっしゃいました。
黒川というと、私の中では、少人数でひっそり出かける場所というイメージだったのですが、有名になってしまうとそうもいかなくなるんだろうなとちょっと寂しい気がしました。

さて、観光は考えていないと言ってもせっかく遠出するので、竹田市へ。
リサーチ不足のまま、岡城址や竹田市内を見て回りました。

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岡城址は、桜の木がたくさんあって、桜の開花時期はいいだろうなと思いましたが、まだまだ寒い時期、写真を撮っても観光客がほぼ入ることがない状態でした。
でも、観光客である私にとっては、とても快適な状態。誰を気にするでもなく、ゆっくりと歩けて、岡城址では「荒城の月」を作曲した瀧廉太郎氏が、ここを散策しながら何を感じたのだろうなんてぼんやり考えたりしました。

いま日本は、観光で稼ぐべしという考え方が広がってきて、それぞれの地域が国内各地や海外から人を呼び込もうとしているけれど、人を呼び込むってことは人がたくさんになるっていうこと。
人がたくさん集まるということがその場所がたくさんの人に共有されることになるってことで、それは、自分だけの空間が少なくなるってこと。
人が豊かな生活をするためには、お金が必要で、国が豊かになるためには、付加価値を生み出す仕組みを作ることが大事なんだろうけれど、そのためにゆっくり過ごせる場所、時間を失うことってどうなんだろうって考えます。

もはや稼いだお金でモノを買って豊かになることよりも、お金で買えないもので豊かになりたいと思っている人が増えた日本にとって、観光を振興するってことがどういうことなのか、ブームに惑わされないでもう少し考えてみたいなと感じた小旅行でした。

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