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2016年11月

2016年11月19日 (土)

「さらばメール、仕事もチャットで」日経ビジネス2016.11.14

日経ビジネスの先週号、世界鳥瞰という連載のERONTLINEシリコンバレーという記事に「さらばメール、仕事もチャットで」という記事が載っていて

メモを残しておこうと思っているうちに、次の号が発売になってしまいました。

今週号の特集は「トランプとアメリカ 超大国が選んだ試練」。
アメリカの大統領選後、メディアはトランプ氏の話題ばかりです。

英国がEU離脱を決めたときもそうですが、今回も国民はなんでこの選択をしたんだろうとか、日本、影響受けるだろうなと直後はとても心配するんですが、数日経ってみると、なるようにしかならないようね~という気持ちです。

まあ真の当事者じゃないからかもしれませんが、どんなことになっても生きていかなきゃなんないし、周りでみんなもどうにかやっていくだろうから、しょうがないですよね。

理想郷はありませんから、ある時点で間違った選択をしても、正しい選択と比べて悪い状態は程度の問題であろうし(そもそも何が正しい選択かわからないし)、民主的な選択をしたのであれば、それは自分たちのせいだと諦めて頑張って生きるしかないよねって思います。・・・それでも、自分たちが選択できるときは、ちゃんとその選択の場にいて(例えば選挙だったら投票に行く!)、自分が思ういい方向に行くように行動を起こすべきという考え方は変わりませんが。

さて、記事に戻って・・・

この記事では、シリコンバレーでは、LINEのようなメッセンジャーアプリのビジネス版、「スラック」がかなり普及し始めていて、マイクロソフトがこのサービスにそっくりなサービスを発表したことも書かれています。

『上司が送ったチャットに「スタンプ」だけで返事をする使い方が当たり前。』とあって
最後は『電子メールの宛先を「偉い順」にする日本企業にとっては、チャットは導入が難しい恐れもある。もしそうなれば、「ファクスを使う日本企業」が時代遅れと海外で笑われているように、「電子メールを使う日本企業」が笑われる日がやってくるかもしれない。』と笑えない内容で締めくくられています。

それで、記事の内容もさることながら、自分が仕事をしてきた過去を振り返ってみると、そもそも手書きやソロバンだったものが、30年そこらで、仕事にパソコンがないなんて考えられない状態になって、コミュニケーションも電話からFAX、メールに移ってきて、いまやメールがない状態は考えられません。

それが記事に出てくる種類のアプリに置き換わるかどうかはおいておいて、これはあくまで過渡期であって、というか、これからもずっと過渡期で、どんどん新しいツールが出てきて、それはハードではなくてソフト的なもので、それも加速度的に新しいものに移っていって、数年前、もしくは昨年の仕事のやり方とはまったく違うやり方が主流になっていくのではないかと、何か恐ろしい感じがします。

そして、記事の最後にもあるように、当然ながらそれに乗り遅れるところも出てきて、主流に乗れたところと乗れなかったところでは、まるで別世界という状況になるのではないか? そう感じます。

そして、さらに自分はいつまでも乗り遅れた世界にいて(日本に、さらに田舎に住んでいますから)、世の中で何か起こっているのかがまったくわかっていない・・・ってことになるんじゃないかとかなり悲観的な気持ちになります。


シリコンバレーの仕事が紹介されていて面白い記事でしたが、余計なことまで考えて、ちょっと暗い気持ちになりました。

2016年11月 6日 (日)

「パート主婦 減税拡大」2016.11.06日経新聞朝刊

ちょっと前に配偶者控除をなくし共働き世帯に控除を適用する夫婦控除を作るという話があって、それがあっという間に消えてしまって、「またか~」と思っていたんですが、配偶者特別控除の減税枠を拡大するという記事。

配偶者控除は、妻が年収103万円以下なら、夫が38万円の所得控除を受けれられ仕組み。

世帯の収入が確保できると説明されるけれど、夫の手取りを減らさないために妻の働き方が制限されてしまうことになって、女性が一人前に扱ってもらえていない感じがしてあんまり気持ちのよいものではありません。

以前に女性の就職支援の仕事をしていたんですが、パートの仕事を探す女性にとって年間103万円以下というのはほぼ絶対です。

企業側もそれは織り込み済みで、だいたい一日6時間、週4、5日の仕事をしても103万円以下になるような時給で求人を出しているところばかり。・・・それでも最低賃金が決まっているし、残業をしてもらう場合もあるので、103万円を超えそうになるから、超えそうになったら休んでもいいってふうにしているところもある。

妻の収入が増えて103万円を超えたら、夫は自分の収入が減るわけで、そうすると妻はそれでも働きたいと思っても夫に相談して駄目だと言われれば、あきらめる人がほとんど。
つまり、働きたいと思っている意欲の高い労働力が市場に出てこない。

配偶者控除を廃止して、専業主婦(103万円以下で働いている主婦を含むんでしょうが)の反発を買ったら選挙に影響する? 

いい加減もっと大きな視点を持てないかな~


配偶者控除の廃止については、日経ビジネスの2016.10.24号「ニュースを突く 無理筋だった配偶者控除の廃止」という田村賢司氏の署名記事も面白かったです。

配偶者控除だけでなく、所得税全体が問題を抱えているでしょって話ですが、

『配偶者控除という制度があるのは、先進国では日本だけ。安倍政権に女性の活躍支援と働き方改革を進める覚悟が本当にあるのなら、所得税全体の構造から見直さなければならない。対症療法を繰り返す歴史はもう続けられないはずだ』

という結びはそうだそうだと拍手でした。

“配偶者控除という制度は先進国では日本だけ”なんです!

でも日本って、良いことが「日本だけ」っていうのはとっても好きだけれど、悪いことで「日本だけ」って言われても“別に~、だから~?”って流してるというか開き直るところがあるように感じているのは、私だけかな~

2016年11月 3日 (木)

「仕事に効く教養としての「世界史」Ⅱ」出口治明著

自分の浅はかな考え方を記録するよりも、このブログで、気になる記事、情報を切り取って、将来、過去を振り返った際にヒントになるようなものを書いて残しておきたいと思ったものの、マメに作業ができずにほとんど更新ができていません。

そもそも“今”に関する本や新聞、雑誌を読む時間が極端に減っています。

以前に関心を持っていた分野のものを読まなくなった原因は、歴史に関する本を読んでみて、いま巷にある情報や論評よりも、過去から今を考えるほうがずっと面白いと考えるようになったせいですが、それでも、自分自身でいまを記録して、将来自分で見てみるっていうのはとても意味があると思っていますが・・・

自分の関心がある地方の出来事や小さな出来事が、将来活字として残っている可能性はほぼないので、価値がある(もちろん自分にですが)と思うんですが、サボってます~

さて、「仕事に効く教養としての「世界史」Ⅱ」を読みました。歴史を知りたいと思いつつ、いつまでも通史の本ばかり読んでいて、歴史観がぜんぜん深まらず、まずいんですが、出口さんの著書はとても好きで、新しいものが出るとつい読んでしまいます。

今回読んだ本も期待に違いませんでした。この方どれだけ深い教養をお持ちなんだろうとため息がでます。この方から見える世界ってどう見えているんだろうとこの方の本を読むたびに思います。

知らないことを知ると今まで見ている世界が違うものに見えるし、いままでの自分が限定された情報の中で考えていたんだと思い知らされることはよくあると思います。

だから最近、やはり勉強した方が見えるものが違ってくるし、知識がないとやっぱり駄目だと思ってます。

若い頃に勉強した人とやっていない人と比べるとやっていない人が考えることってたかが知れている。

特に今の世の中、研究が進んで新しい考え方、理論が出てきているから、知るっていうことが絶対的に必要だなあと思います。

ということで、そんなら若い頃の勉強しなかった自分は諦めるかというと、いまからでもやらないよりやった方がいいだろうから、務めて知らないことに関心を持って行こうと思っています。

ところで、頭が良くて、勉強もすごくしている人がすごいかというと、そういう人でも深く考えていないと単に知識のひけらかしで勘違いなことをしているという状態なので、いくらすごそうな肩書があっても、凡人さえ、大したことない人ぐらい見抜けます。なんてことも考えます。
結局一番大事なことって「考え」てるかどうかだと思います。

いろんなころを深く考える・・・人間経験したことや知ってることがないと考えられないから、知っていることは多ければ多いほどいいんじゃないかな・・・

出口さんの本からそれてしまいました・・・

出口さんの本を読んで、いつもよかったと思う点は、日本っていう国を客観的に観ないといけないと思える点。

日本を世界の中で見ると単なる一国。特別な国ではない。
日本人だと日本が大きな国に見えて、特別な国に思いたいけれど、世界史から見るといつの時代もアジアの端っこにある国。

歩んできた歴史や独自に発展してきた文化は日本人として誇れるもので、自国民として自国を一番に思う気持ちは持つべきだけれど、それは世界中にある国どこでも同じこと。

「当たり前じゃない」と言われそうだけれど、それを忘れないことが大事だと思います。日本はたくさんある国の一つに過ぎない・・・そう謙虚に客観的に自分の国を見ることが、自分の国の今、将来を見る時に大事。そう思います。

出口さんの本を読んでしばらくはわかっているつもりだけれど、すぐに忘れるんですよね~
それから、今回の本で一番そうだなと思ったところは、最後のほうで、「人は逃げ出せる自由が欲しい」と書かれていたところ。

世界を1つにして世界連邦政府をつくれことが、世界をユートピアに変える一番いい方法だと考えられてきたけれど、そうじゃないと考えるほうが主流になってきているそうです。

すべてを1つにしてしまったら、それに馴染めない人は逃げる場所がない。世界を画一化するのではなく、逆に多様な方が大切・・みたいなことが書かれていましたが、これからの世界、自分はどんな姿を求めているのか、なんてことを考えるときに、この考え方、大事じゃないかなと感じました。


まだまだいろいろ残したいことがあったのですが、長くなって気持ちが続かなくなったので、一応終了。

ベストセラーでみんなが読んでいて、流行りもん的に感じてしまいますが、本そのものを楽しんで終わりではなく、読み終わって、そこから始まる。

出口氏が書かれる本、自分自身でいろいろなことを考えるきっかけを与えてくれるものと・・と私は思っています。

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