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2017年6月

2017年6月25日 (日)

「定年後 50歳からの生き方、終わり方」 楠木 新著

このところ、ぜんぜん本を読んでいません。

6月は、月の終わりになって、やっとこの本を読んだところです。

この本は少し前からベストセラーになっている本ですが、定年が見えてきた自分もタイトルに気になり読みました。

昨年、自分がしたかった仕事とは違う部署に配属されて、過去の自分の仕事ぶりについて、昨年からこれまで考えてきました。

わかったことは、自分は強みがあると思っていたのが錯覚だったということ。
冷静に考えてみると苦手なことが案外多かったこと。
自分を評価してみると今の組織の仕事に関して、自分は仕事ができない方に分類されるのではないかということ。

さらに、もし仮に自分が優秀だとしても、同じ能力がある若い人がいたら、その人にはかなわないということ。
これからの時間が残されている若い人に、自分は勝てないんだなあってこと。

それで、自分はどうしようもないから、適当に仕事をするという結論にはなりませんので心配なく。

与えられた仕事を自分の能力を最大限出してやって行こうと思っています。お給料もらっていますから。

で、そんな状況の私が読んだこの本。

定年を迎えた人、定年を間近に控えた人が同じように悩んでいるんだなあと。だからベストセラーにもなるんでしょうが。

それでこの本がアドバイスすることは、定年後も豊かに生きるために、第二の人生をどう充実させるか、50代ぐらいから考えて準備をしましょうということ。

定年後のことをまだ考えていない人には参考になるだろうなと思いました。

でも読みながら自分の将来を考えてみると、ボランティアにしても、自己実現をするにしても、目標がなくて日々が過ごせるのかなと疑問がわいてきます。

そこそこの貯えと年金があって生活に困らない状態で、毎日何かをしても、しなくても生きていけるという状態だったら、果たして怠け者の自分が日々を充実させる何かをやろうとするのか?

毎日、今日はきついから明日から頑張ろうと思って、いつの間にか月日が経っていたとなるんじゃないか?

じゃ、逆に、なぜたいていの人が定年までは働けるのか?

社会に役に立ちたいという気持ちや自分の能力を試したいという思いもあるんだろうけれど、ほとんどの人は、働かないと生活できないから働くっていう気持ちが一番なんじゃないか?

社会に役に立つとか、自分を活かすとかみんな同じような気持ちを持っているだろうけれど、仕事に行きたくない日や自分が思っていた仕事とは違う仕事に就いて仕事辞めたいと思う。

それでも続いているのは、働かないとお金が入らず生活できないから。

それが定年を迎えて、退職金も入るし、65歳になったら年金も支給されて・・・
働かなくても生きていける。

定年後の生き方が不安だから、いろんな本を読んで考えるけれど、実際はその時になって初めて感じるものがある。

その時にそれでも意欲をもって生きていけるか? 

定年を迎えた時、自分の人生に対する考え方がはっきり見えるんじゃないか。

定年を迎え、経済的に働く必要がなくなった時、初めて自分が人としてどれほどの技量があるかがわかる。

たくさん本を読んで準備しても、無駄なんじゃないか・・そんなことを考えました。

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