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2019年4月20日 (土)

「日本人の勝算」デービッド・アトキンソン著

この1年、すっかり本を読む気が失せていましたが、少しずつ復活してきています。

久々にビジネス書的な本を読んでみました。

30年日本で活動されているイギリス生まれのアナリストの方の本、「日本の勝算」。

日本を愛する方が、日本の凋落に危機感を持ち、これからさらに進む人口減少の中で、経済的に豊かな国として日本が生き残るために何をすべきかを提言された本です。

多く海外の研究が根拠にされていて、第1章から第6章まで「人口減少を直視せよ」、「資本主義をアップデートせよ」、「海外市場を目指せ」、「企業規模を拡大せよ」、「最低賃金を引き上げよ」、「生産性を高めよ」まで、とても新鮮でしたが、自分の頭では、そうだよね、そういうことだったのか、そういうものなのかな‥程度の理解でした。

でも第7章、「人材育成トレーニングを「強制」せよ」では、学校卒業後、それまでの知識で仕事をしていくことの問題を論じた本はたくさん読んできたけれど、改めて、我々、少なくとも自分が、学びの時期を大学までの若い頃だけに限定しているのが、とてもおかしいことだと感じました。

小学校から大学までが、学びの時代で、それが終われば社会人として働くが当たり前と思ってきて、

社会人になってから再び学校で学ぶことが、社会人教育という言い方で、意欲の高い人だけがやることみたいに考えているけれど、

これだけ学問技術が進歩する中で、学校を卒業したら終わりではなく、常に学ぶことが普通にならなくてはいけないのではないか。

この本を読んで、そういうことを考えさせてもらいました。

それから、経済を考えるときに、総額で考えてはいけないということ。日本は人口が多いから総額で見たら世界の中で高い順位に位置するけれど、一人当たりに直したら、大きく順位を下げるという言い方が度々でてきました。

なんのために経済成長が必要か。世界の中でランキング競争をするためでなく、国民一人ひとりが豊かに暮らすためということを考えると一人当たりでどれくらいの水準があるのかというのが大事ですよね。

日本人はなんにせよ日本が世界の中で、何位かっていうのにすごくこだわるように思うけど、そもそもそれってなぜ?

久々に本を読んで、読んでいる間いろいろ考えました。

この本を読んで直接自分ができることはないけれど、この本に書かれていることも含め、世間で言われていることにどういう意味があるのか、言われていることをうのみにせずに考える。自分はそれを面白いって感じているし、好きなんだなあって気がつきました。

著者が伝えたかったこととは違う理解になるかもしれないけれど、自分なりで。

もう少し本を読む時間を増やそうかなって気になってます。

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